リビングマシンの更新(2011年Ver.その2)

生来の無頓着さが悪影響して1週間お預けとなってしまった組み上げですが,次の週末すなわちゴールデンウィークにようやっと再開となりました.まあバックアップなんかは先週しっかり複数のHDDに分散してとっておいたので,これの差分をそれぞれに追加しておくんですが,これが結構面倒だったりします.差分といってもこの一週間で結構削除してしまったデータがあったり名前が変わっていたりするので,それらがバックアップ領域にごみとして残らないようする工夫も必要なんです.巷には結構便利ツールもあるんですが,そういったお任せソフトを使っておきながら結構ミスしたりするので,ここは旧来から使い慣れたソフトでちょっと不便でもちまちまと作業するわけなんですね.

で,本題の交換作業自体は都合30分で終了.HDDはそのままでは使えないので,今回はもう一つの手持ちの300GBをCドライブとして使用します.で,早速前回使用した今更ながらのXpHomeのエセSP3アップグレードディスクでOSのインストールです.ところが,フォーマットのところでエラーが出て強制リセットしてしまいました.で,その後セーフモードでも立ち上がらない.なんで?と何度か電源を抜いたり再度立ち上げたりを繰り返していたところ,今度は画面も出なくなりました.電源を入れたあとすぐにキーボードのLEDが一瞬つくはずのところも点かなくなり,一層まずい状況に陥る私.

こりゃマザーをやってしまったかしら?と思いつつも前回のリビングPCでは結局CPUもだめになっていたことが鮮明に思い起こされ,動粘度が高すぎて汗腺をことごとく詰まらせてしまいそうなほどの冷や汗を血圧上昇に勢いを任せて噴出してしまう私.ううっ.このままでは費用拠出をかみさんに申請したとたんに吊るし揚げを食らい,瀕死になる上に費用も自前という最悪のシナリオ.なんとかせねば!

ということで,いろいろ調べてみると,マザー上にメカニカルな損傷はないようで,ショートする原因となるような埃やそれに類するものも見当たりません.匂いを嗅いでみても怪しい匂いはしませんので,もし他の機器の道連れに行かれているのでなく,マザーに問題があったとしたらそれは初期トラブルということになりますでしょうか?ということでマザーはお元気なはず!といってCPUの健康状態なんかは見ただけで推測さえもできないはずなので,CPUについてはファンがちゃんと回っていた点と,CPUソケット周りにも怪しい変形や埃なんかがなかったということで,CPUも無理やりシロと決め付けました.

となると最後はメモリ.まあ気持ち的にはこれが一番安いのでここが壊れていてもなんとかなりそうということで,外観や匂いをチェック.メモリソケットも変な変形や埃の噛み込みもなく,こうなったら再び通電チェックしかありません.まず基本中の基本ですが,メモリを1本刺しにしてでの起動.すると1本では起動し,もう1本では起動しません.2本とも刺すと当然のごとく起動せず.ちなみにメモリバンクを1と2入れ替えても結果は同じ.ということで犯人はメモリ!と判明.

ということでメモリは2GBの1本刺しのままXpHomeのインストールを終了.まで2GBでありながらも当初の課題であった動画再生も問題なくなりホクホクの私.だったのですが!そんなに重いはずはなく,以前の構成でまったく問題なかった動画と音声のシンクロがどうしても必要なソフトがありまして,それで音声の品質レベルをかなり落とさないとシンクロしてくれないというトラブル発生.まあ,このソフトは今後他のPCで使うということで無理やり納得しましたが,そのフリーソフトのサイトではXpの設定によるものと結論付けられていたものの,私の見た感じではこれは間違いなくハードウェアの相性の問題.H61M-SオンボードのRealtekの音源チップがおそらくおタコな可能性が高いです.

一方のメモリは無償交換が利くので早速不良の報告メールを出したのですが,何の因果かPCがようやっと立ち上がって一番に打つメールが自らのメモリの不良報告になってしまい,このPCには非常に申し訳ないというかなんと言うか...

で,結局そのショップはゴールデンウィーク中は窓口さえもクローズで,無償交換でメモリをゲットし本来の4GBの仕様で組みあがったのはその10日以上後.う〜む,あまりにも間が開きすぎてまたケース開けるのも面倒くさいわ!といっても送料込みで最安値なんであんまり文句いってもしょうがないか?そういったリスクは各自負いつつ楽しむのがPC自作という言うもんですからね.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT