Windowsフォン(マウスMADOSMA Q501A-WH:入手編)

今回は今までとは違って携帯電話ネタです.といいながら私のPC遍歴とある意味密接に関係しているので,今回はその長い歴史からご紹介しましょう.というのも実は携帯電話について,私はずいぶん長くその所持を避けてきた歴史があります.というのもいつでもどこでも電話がかかってくるというのがとても耐えられなかったからです.当時は携帯を持つとたとえプライベートの携帯であっても会社関係の人から着信が来てしまいましたし,必要に応じて自分から会社関係の人に電話しなければいけません.今は働き方改革とかいってあんまりオフの時間帯に電話を掛けないような潮流になっていますので,それほど弊害はなくなっていますが,当時は携帯を所持すること自体がいわゆる携帯地獄のような環境に陥ってしまう一種のトリガーになっていたのです.

まあ当時は全世界に不特定多数の関係者がいるような仕事をしていたので,下手すると24時間携帯に着信があるような生活にもなりかねなかったので,かたくなに拒否し続けていたのですが,仕事のほとんどはメールがあればほとんど事足りるような状況であり,何とか携帯がなくても仕事もプライベートや趣味もこなして来たわけです.しかしちょうど10年前息子が高校にあがるのと同時に初めて携帯を所持するようになったのでした.それでも極力電源をOFFにしておき,”着信できない状況”をわざと多く確保していたりしたので,持っている意味なしと会社の人からは言われたりしました.その当時の携帯がドコモのNECのN-01Aという機種で,当時としては通常のキーと画面,ワンセグ用の横画面,画面のみのタッチパネルという3wayのディスプレイの動作ができる先進的なものでした.まだスマホということでは初代のiphoneに続き3Gというモデルが出たばっかりで,携帯がスマホに替わっていくという見方は主流でなかった時代です.ですのでその機能自体は中途半端なものでキー部分を閉じたまんま電話したりすることは皆無で,私にとってはめったに見ないワンセグを見るときに便利というぐらいではありました.

結局,その流れで5年程度使ったのですが,めったに使わないのにドコモの支払いが高いのと,ネット環境との共存が全く図れないので一旦ドコモを解約することにして,WiMAXを契約しタブレットを持ち歩くことにしました.タブレットに関しては少しこだわって,電池の持ちを重視してLENOVOの初代YOGAタブレットのWi-fiモデルを購入しました.これにBLUETOOTHキーボード付きのカバーを購入し,あたかもPCと同じように扱える環境を実現したのですが,問題は電話です.そこで一考しドコモを解約して通話料従量制のIP電話を使うことにしました.FUSIONのIPphoneサービスSMARTです.これだとめったにかかってこない,それにかけることも少ない私にとって最適なチョイスであろうということで使っていたのですが,8インチタブレットでは通話のためにイヤホンをしないとどこでもスピーカーホンとなってしまい,周りに相手の声が丸聞こえになってしまいます.それにWi-fi環境だとつながりも悪く,着信を逃すケースが非常に多くなってしまいました.またYOGAタブレットは電池の持ちが素晴らしいのにWIMAXの端末の電池の持ちがすこぶる悪く,そのせいで出張先で長時間通信不能になるというようなことも何度かありました.

スピーカーホンになってしまうのはしょうがないとして,着信を逃すと相手にも申し訳ないですしこちらからかけなおすのも面倒です.なんとか通信環境を向上させたいということで,2年契約が終わったところで同じYOGAタブレットのSIMフリーバージョンを購入し,通話なしSIMの契約に切り替えることにしました.当時第二世代のYOGAタブレットが出ていたにもかかわらず同じ初代YOGAタブレットのSIMフリーに変えた理由はBLUETOOTHキーボード付きのカバーをそのまま使用したかったからに他なりません.これによりつながりは飛躍的に向上し,電池の持ちで苦労することもほぼ皆無となりました.あとはスピーカーホンの問題ですが,元々電話として使用する機会がすごく少ないのでそれ自体はある意味許容しておりました.

しかし,この状態で使っていて不満点が徐々に大きくなってきました.私の場合毎日のようにでMS-Officeのファイルが添付されたメールを読むのですが,これがMS社純正OfficeであってもAndoroid版アプリでは正常に表示されないことが多く,メールは開いたものの,中身が理解できていないことが頻発したのです.特にパワポはアニメ―しょんや特殊なフォントなどを使われると全然でして,ある意味外出先でPCが手放せないという状況になりました.これではわざわざキーボードまで付けたタブレットを持ち歩いている価値がありません.なんとかMS社純正Officeでメール添付のファイルを正しく見れないものか?となったわけです.

で,そんな悩みを感じているときにちょうど安売りされていたのがマウスコンピューター製のMADOSUMA Q501Aです.OSはもちろんAndroidではなくWindows Mobile.そして何よりOfficeMobileがプリインストールされており,画面サイズ10.1未満ですのでプライベートユースであればライセンスがついているという太っ腹仕様.一時期ビッグカメラで3980円とかで売られていたとか話題になっていましたが,私が入手したのは6980円でした.まあモデル末期であったので扱い店数もそう多くなく,買うならこれがラストチャンスかな?と思い,ちょうど年明けに購入に踏み切ったのでした.

ものはQ501A-WHという後ろのパネルが白のもの.そのパネルがいかにもプラスチックで安っぽいというのは私にとってはデメリットというより逆に好感度が上がってよいと思います.一応オプションとかは画面の保護フィルムが最初っから貼ってあるのと,16GBのMicroSDカードがついているぐらい.あとは充電ケーブルはあるもののUSBメスコネクタ付きのACアダプターはないというかなり割り切った部品構成.まあwindowsフォンはwindowsPCにつないでデータ転送しながらでも充電してくださいねという意思表示なんでしょう.OSはモデル末期だけあってWindows10mobileになっていまして8.1とかよりは使い勝手がいいでしょうね.そこらへんは期待できそうです.

さて,ここらへんで長ったらしくなってきたので,次回ようやくということになりますが,インプレッションや私の使い方の紹介などしていきましょうかね.

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