Windowsフォン(マウスMADOSMA Q501A-WH:インプレ編)

SIMカードを送りなおしたりしたもんで修理に長らく時間がかかってしまったMADOSUMA Q501Aですが、ようやく返送されました.やった内容としてはSIMカードの認識はこちらでの現象とは異なり向こうでは問題はなかったということと、またOSのアップグレードのようなことをやったとのことでした.電源の問題もあったので、何もしないで改善することはないであろうと思っていたので、レポートの内容には疑義がありますが、まあ結果として問題なく動くのであれば受け入れようという思いで開封します.

中身はわざわざmicroSDカードとSIMカードは抜いて別の袋に入れてあります.せっかくSIMを認識したのであればそのまんま送ってくればいいのにとは思いますが、別にして返送するのはルールなんでしょうね.こちらでも念のためカード類は刺さず一度起動させます.問題なく起動でき、しばらく操作しても電池の表示がおかしくなったり画面操作がフリーズしたりということはありません.

次に電源をいったん落としSIMカードを入れてみます.OSを起動させたところ左上にちゃんとアンテナが表示されています.どうやらSIMカードの認識は問題なく行えるようになったようです.接触不良だったのか、何か向こうでソフト、ハードのいずれかを交換したのか定かではありませんが、明らかな改善です.せっかくSIMカードを認識しているのでWi-fiの設定の前に設定を済ませてしまい、通信できるかどうかを確認します.ここでも問題なくインターネットの接続できます.電話についてはIP電話なのでこれから試行錯誤していくほかありませんが、ネットさえつながっていればOKでしょう.ここで一旦電源を落としmicroSDカードを入れ、改めてWindowsアカウントとWi-fiの設定を入力しておきます.

ちなみにこのQ501Aは初期設定で時間の自動補正はやってくれないようです.というのも初期設定画面でいきなり時刻の手入力を求められたので、こんなのPCでマザーボードを購入して時刻を入力するのと同じ.いわば国内で一度でもネットにつながった場合はそれで自動補正されるべきところです.なのにまずは手入力を求められるのです.この点、後になって問題になってきますので、ひとまず触れておきます.

次にOfficeを使ってみます.ちゃんとOfficeMobileとしていつものプライベートのマイクロソフトアカウントで読み書きができます.特にPPTも含めて表示に異常はなく、フォント不足などによる行ずれなどもありません.ひとまず最も大きかった目的の部分が確認できてようやく満足できたという感じでしょうか.さて、ここからが本当のインプレということで項目ごとに進めていきましょう.

<電波の入り>

まず電波の入りについては比較の相手がYOGAタブレットになってしまいますが、かなりいいように思います.実は会社の私の席がとても入り組んだところにありまして、席にいたら今までは圏外になっていたのですが、このQ501Aはちゃんとアンテナ1本は立っていてくれます.SIMのキャリアはDOCOMOでLTEも含めかなり広範囲で受信可能です.例えばいつも使っているバスのある一定区間では以前は電波障害なのか通信できなかった区間が実走で5分間ぐらい続いていたのが、長くて20秒ぐらいになりました.

<画面>

まあ最近のAndroidスマホの平均的な画面のきれいさではないかと思います.ただあらかじめ貼ってある保護シートが異常なほど指先の脂を拾ってくれて、すぐに画面に指の跡が目立ってきます.YOGAタブレットや海外で使っているAndoroidスマホはそんなことはないので私の手脂がすごいとかそういったことはないと思いますが、ここらへんは早めに剥がしてサードパーティ製にしたほうがよさそうです.またホーム画面についてはアイコンではなく.あんまりなじみのない例のwindow表示なので、壁紙が見えず不愛想なホーム画面になっています.

<質感>

着脱可能なリアカバーがプラスチックなので触った感じも含めてチープな印象です.私は好きですけど.まあ結局カバーをかけることになると思いますので、そこんところは限りなくコメントすること自体無駄ですね.

<操作感>

OSとしてはWindowsがベースなのでいろいろな純正アプリも縦長配置に無理やりしたようなところもあって、時にはいろいろなボタンが押しにくかったりしますが、これは大目に見てあげようかなと思います.ただ、Offcie Mobileで正しくOfficeのファイルが表示できるようになったものの、画面の大きさもあって編集する気にはなりません.Bluetoothで外部に画面を出力すればいいんでしょうけど、まあ外部モニタを用意するぐらいならノートPCの方が楽ですので、そこも割り切りが必要でしょう.また、電源ボタンの対向の位置に音量ボタンがあって、電源を切るときによく同時に押してしまいます.まあ慣れればいいんでしょうけど.

<ゲーム、各種アプリ>

私はまずゲームしない人なので関係ないのですが、ゲームアプリはある意味あきらめたほうがよさそうです.各メーカーともiOSとAndoroid対応は謳っていますが、Windows10mobileに対応したアプリは対応していません.LINEなどソーシャルアプリはだいたいそろっているイメージですが、中にはそこそこの有名どころでも対応していないものがありますので要注意です.またAndroidと同じくアプリはストアからダウンロードしますが、その数も格段に少ないので注意が必要です.ですのでAndoridでサクサクアプリを多数使っている人が同じように使おうとすると大きく失望することになるでしょう.
とまあ、インプレッションとしてはそんなところでしょうか.次回は逆風も吹く中これをしっかりと実用に持っていきます.

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