痛恨のプリンタ交換

うちで長らく使ってきたプリンタといえばEPSONのPM880C.半ジャンクを購入し,だましだまし使ってきたのですが,なかなかな描画性能であったがためにこれほどの長寿命となってしまいました.まあ,PMシリーズはインクカートリッジのランニングコストが高く,もし稼働率が高かったら即刻買い替えとなっていったのでしょうが,うちのプリンタの稼働率というのは年に1度年賀状を打ち出し,他は私が月に2回程度,あとはかみさんが年に10回程度インターネットで入手できる各種クーポンを印刷するぐらい.まあコンスタントに使っているのでインク詰まりなどは起きないのですが,たまーにヘッドが汚れてきて,清掃したりして使ってきたのです.ちなみにインクカートリッジはもう使わなくなった人からただでもらったストックがいっぱいあって,ランニングコストも気にならない状況になってしまっていて,これでは買い替えはまだだな〜.なんと思っていた私なのでした.

そしてこの2007年末,年賀状印刷の季節がやってきました.といっておきながら日付は年が明けて元旦の夕刻.図柄も決まり,早速年賀状のテスト印刷.あれれ?水平に赤い線が入ってる.まあ,以前からなんどかこういったことはあったのですが,そのうちとまっていたりしたので,今回もはじめだけだろうということで引き続きテスト印刷.しか〜し,何枚印刷しても何度かクリーニングしても状態は変わりません.

以前似たようなことが有って,ノズルヘッドや周辺を清掃したら直ったことがあったので,今回もそれかと思いばらして見ました.案の定,ノズルの周りに赤いインクがべっちょりと着いており,それが紙に転写されているように思いました.また前回と同じようにノズルヘッドを取り外しクリーニングしたのでした.,この時点では非常にお気楽に鼻歌交じりに綿棒でお掃除し,ヘッドの表面をあまり見ずに清掃してまたセットしたわけです.

で,再びテスト印刷.今度は初めはよかったのですが,すぐに赤い線が入るようになってきました.しかも先ほどよりも太い線になっています.ここでノズルチェックをしてみると,ノズルの上下に沿って太い線が入っています.う〜む,これは本格的にあかんかも?ということで再びばらしてノズルヘッドの表面をしげしげ観察.するとノズルの上下に枠線に沿って皮膜が破れているところがありまして,そこからインクがにじんでいます.どうやら,先ほどの清掃はこの皮膜の破れの範囲を広げてしまっていただけのようで,もうこの先いかなる清掃も意味を成さないことを認識したのでした.

で,明日から里帰りするので本日中に年賀状を書いてしまわないといけないかみさんに聞いてみると,今日中は必須とのこと.ということは調達に関してオークションもままならないわけで,こりゃ,この元旦のさなか開いているお店を探して早急にプリンタを購入しなければいけないということです.

実は今までプリンタについては一般の皆さんの年賀状に端を発する年末駆け込み需要を鼻で笑ってきた私としては,その年末にも乗り遅れ,しかも元旦という特にセレクションの狭い状況でプリンタを至急購入せねばならない立場に追い込まれたわけで,痛恨の極み中の極み.しかしかみさんの今日年賀状を書くという決心は変わらず,しかたなく閉店時間を調べた上で唯一あいていたPCショップに出かけたのでした.

購入対象は当初プリンタ機能だけのシンプルなものだったのですが,最近娘が楽譜のコピーをとるケースが多く,現状のスキャナ,プリンタが独立した状況では自分ひとりで出来ないことがかなりフラストレーションとのことで,複合機を購入することになりました.結局エプソンのランニングコストにヘキエキしていたので,今回はCanonでいくことにしました.購入したのはPIXUS MP610.価格は恥ずかしくていえないほどの値段であり.ここは太っ腹〜といわれること間違いないような高額なのでございます.

さて,帰って早速セッティング.ドライバのインストール,接続などもすんなり行き,初期設定の印刷なんかも終了.早速年賀状印刷.あまりにもすんなり行き過ぎてつまらない感じですが,今までに比べて1/10ぐらいの時間で全ての印刷が終了〜.

まあ,値段は高かったのですがここまで順調な立ち上がり,印刷時間で結果的には満足です.しかしセッティングしたとはいえ,スキャナ一体なので,とても場所をとります.しかもかみさんは娘に自分でコピーをさせたいがためにリビングにおきたいといいはります.こりゃ置き場所が一番の問題ですな.

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