静音化の目覚め?

昨今、デスクトップPCのトレンドといえば静音化。で、うちのPCは秋の季節を迎え静音化とは逆行しているのでした。なぜならば電源のFANの音が五月蝿いのです。朝一番の立ち上げにおいて、電源を入れると同時にヴォーンとまるで船の汽笛のような音が…。まるでその音のお陰でHDDが飛んでしまいそうな勢いです。しばらくすると徐々に静かになっていくのですが、それが気温が低くなるにつれその静かになるのにかかる時間が長くなるのです。妻などはまるでうちのPCを故障扱いしています。世の中一般のCPUファンやキーボードや各ドライブ類の静音化などのちょっといけてるトレンドよりも、まず原始的な電源FANをなんとかしなければ、私はもうこれはPCとは呼べない。そうガラクタ。

で、FANを交換しました。FANは手持ちの(なんでこんなもん手持ちなのか…)NMB(ミネベア)製。多分以前FMVのゴミから漁ったもの。もともとうちのPCに付いているものといえば、多分中国製なんでしょうけど、FANの羽根車自体ががたがたとスラスト方向に動いちゃう。こんなんでええんかいな?このガタのお陰で、気温が下がると必要以上のガタに甘えて羽根車が大暴れし、あのような音を出すのでした。そういえば以前CPUFANに樹脂ブッシュを使っていたものが、ことごとく焼きつきを起こして、会社のPCが軒並みダウンしたことがありました。例に漏れず、今回のFANも樹脂ブッシュを使っているようです。もう樹脂ブッシュは嫌い!まあ、もうこんなものは再利用のつもりもなく、電源内部の基板から切り離します。電源の基板というと、コストダウンのせいか、このFANのケーブルが直出しになっているところが憎い。もうはんだ付けして電源そのものを壊すのもいやなので、ちょん切ったケーブルをコネクタで中継してNMBのFANをつなげることにしました。もともとのFANが12V0.13Aで新しいNMBは12V0.14A。NMBはもちろんメタルベアリング。まあ問題ないでしょう。

作業そのものは約3分。戻してスイッチオン!おお〜。音がしない。あまりに音がしないもので、電源が入ったかどうか分からないくらい(←大袈裟?)。ちょっと高級なPCに変わったような錯覚を覚えてしまうほどの変貌に大満足。まあ、私のことですから必要以上の静音化には走らないと思いますが、世の中が静音化に走る理由がちょっとわかったような気がしました。

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