P/I-P55T2P4で遊ぶ

なんやかんやいいながらいつも使っているのはPentium3のデスクトップ.ノートもPentium3.で,当然ながらフラストレーションがたまるわけです.いやいや,Pentium4にするとかそういうわけではありません.むしろ逆.懐古趣味に走りたいのです.

そんな時.うちには会社で置き場所のなくなったATケースがあったわけです.で,考えることといえば,そう,K6-2なんか適当に入手して復帰させてしまえということを考えてしまいました.まずK6-2ですが,幸いにも安く400MHzが手に入りました.次にマザーですが,どうしようか迷いました.まずVA503+のようにATであってもMVP3のチップセットだとWindowsのインストールに癖がありすぎて会社で復帰するには手間がかかります.かといってALIの場合もいまいち心配.やっぱりIntel系のチップセットでK6-2を動かしてみたい.まあ,K6の233MHzぐらいならば可能性はいっぱいあるのですが,それ以上はなかなか...でも色々探すとないわけでもないみたい.ちなみにK6-2は2.0倍速設定で6倍速で動かすことができるそうです.まあ,できないマザーもあるかもしれませんが,とにかくコア電圧2.2v設定のあるマザーならば大丈夫そう.そこで一番有名なマザーといえば!ASUSのP/I-P55T2P4.まあ世の中のPCがATからATXに切り替わる一時大流行りしたマザーです.それもRev3.0以降.これがBIOSを02.07のベータ版とやらにupすれば無改造でK6-2の400MHzが使えるようになっているそうです.ちなみにATX版はP/I-XP55T2P4というらしく,ほとんど機能は変わりません.このあとで出てきたTX系のマザーのTX97-Eなどはもう少し自由度が高そうですが,そこは私のこと.長いこと会社でGIGABYTEのGA586HXを使ってきた私はHXチップセットにはちょっと拘りたいのです.

で,2倍設定はもちろん持っているのは当たり前として,問題の2.2v設定です.このマザーはそれぞれの電圧設定のジャンパが5列並んでおり,この中には2.2vは含まれておりません.ではどうやって2.2Vを作るかというと,2.5vと2.7vの両方のジャンパを短絡させるのです.まあ中身のロジックはわかりませんがrev.3.0以降はこういった方法で2.2vに降圧してもレギュレーターがパンクすることがないように変更されているようです.で,これまたヤフオクで入手.うーん,でもちょっと高かったかな?物はIDEとFDDを除くケーブル類もついてUSBのコネクタアダプタもついているので,まあそんなものかな?会社ではUSBのないPCがそろそろ疎まれることも多くなってきていますし...

ちなみにこのT2P4,266〜366までの倍率はどうやって出すかというとBF2という端子にジャンパを飛ばすことでその倍率設定が可能になるようです.まあこのケースは一般的にジャンパといわれるものではなく,ワイヤーを紙縒りのように細く撚ってBF2とVssに両足を差し込ませるだけの簡単な方式を取っている方が多いようですが...

早速ATケースに取り付け.起動.あっけなく起動もスムースに済み,Win98のインストール.VA503+の時とは比較にならないこのらくらくインストール.で,スピードのほうですが,以前使っていたK6-2+の550MHzをSIMMでドライブしていたときと比べて少し遅さを感じることがある程度.うーん,最高.

で,このPCをうちで使ってもいいかな?なんて思っていたらその次の週には今度は会社で一台PCが壊れたので,早速これでリプレイス.まあ,自分的には会社のために出費したつもりはありませんがこれは趣味の延長なので可としましょう.会社でPCいじってると暇だと思われるので,まあ仕方ないでしょう.ははは.

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