9年目の車検とヘッドライトバルブ交換

前回の車検からやったことはヘッドライトバルブ交換,オイル交換,タイヤ交換,ワイパー交換,バンパーのちょっとした補修ってところで特段報告すべきものが少なくって,実際このWEBを見ていただいている方からもまだプリウス乗ってるんですか?とか質問いただいたりするぐらい.それほど手のかからない車でして,約93000走破してきたものの結局今回も車検を通すことにしました.まあ前回のセフィーロがメーター読みで13万km,中古で買った時の消耗品の具合からするとおそらく推測プラス5万kmの18万km走ってくれたわけですから,それ以上を目指さない手はないわけです.

今回はせがれの車は先に車検を通していたので私だけ個別に予約を入れとある仕事に空きのある午前中に半休をとっていざ出陣です.前回は検査記録簿に従ってチェックしたものの後付けフォグランプのチェックが漏れておりえらい目にあいましたが,今回はちゃんとチェック済.気になっているのは前回から交換した格安LEDのロービームが光軸検査をクリアするかどうかです.

で,運輸支局に到着し,いつものように書類,印紙購入,自賠責に入り,書類作成.窓口に提出してラインへ.桜の咲く季節ですので車体が汚いので戦車などしながら順番を待ちます.一応自動車は2年おきにしか来ていないので,不慣れなこともあり4番レーンでハザードを炊いたまんま入場.これはシニアの検査官の補助員のような方がサポートしてくれるために出しておくサインのようで,親切な初老の方が丁寧に教えてくれます.まあ何台か掛け持ちなのでフルには来てくれないんですが,とってもありがたいシステムです.

で,気になっていた光軸なのですが,ロービームでまずやって,両方とも下方向でNG.引き続きハイビームの検査となり,これはOK.で光軸結果はなぜだかOK.う〜ん,ロービームって下気味だったら大丈夫ってことでしょうか?しっくりこないところもありながら今回は一発合格で新車検証もすんなり発行され,駐車場でステッカーを張り替えてその日は終了.前回に比べて異例のスムースさ.

で,車検の方はスムースこの上ない運びであったのですが,そこから1か月もしないところでなんと光軸を気にしていたわりにすっきりしなかったそのロービームのLEDバルブが突如切れてしまいました.夜間走行中に,何か微妙にライトが瞬いたかと思うと,右目がいきなり切れてしまいました.で,接触不良とかを疑って,わざわざ手の入れにくいバルブの後面でコネクタを抜き差ししたのですが変わらずで,残念ながらご臨終のご様子.交換したのが前回の車検よりも後で,秋口とかであったと思いますので,約1.5年の短かい命でした.

で,さっそく新しいのをamazonで購入.購入したものは短命なバルブでいやな目にあったにもかかわらず今回も激安品をチョイス.6000K 5000LMx2 25Wx2のものでなんとお値段は送料込みで980円!(プライム)この数日後には1000円以上に値上がりしていたので,期間限定のバーゲンセールであったかもしれませんが,あまりの安さに負けてしまったというのが本当のところです.

到着したものを見る限り,前回のものより砲身は細身で,何やら似つかわしくない色のプラスチックが装飾のように用いられています.まあバルブもおしゃれにってことでしょうか.

さて,早速取り付けですが,まず右だけ交換してみて輝度差を見てみます.前回は夜間確認したんですが,わざわざ夜を待つのも面倒なので日中ではありますがこうやってみたとこ明らかに左右差が見て取れます.この点左バルブの経年劣化もあるんでしょうが,明らかに異なります.消費電力が35Wから25Wに下がっているのに輝度は4000LMから5000LMに上がっていますので,この短期間における技術の進歩とみるか,それとも中〇製製品特有のはったりなのか,この点は長期モニターで明らかにしていきましょう.ということで両方のバルブを交換して点灯確認をして作業終了です.

一応興味があったので点灯しなくなったバルブをばらしてみました.LEDに外傷はないものの,LEDチップの表面に細かい塵が多く乗っかっています.これでは発光面に乗っかった塵を温めているようなもので,その熱が蓄積することでLEDそのものの寿命にも悪影響があることでしょう.この点,ばらしてみてわかったのですが,この製品はライトハウジング内に貫通するような穴がアルミのハウジング部品の中央に空いており,この穴を通じファンで風を送っているわけですが,フィルターなんかもないのでどんどんライトハウジング内に塵を導き入れてしまう構造です.

基板上のチップ抵抗,コンデンサなどには破損の痕跡はないので,単にLEDの球切れと考えてよいのかもしれません.それにしてもチャチな作りですね.ファンが鉄の丸い箱に収められて,その箱はアルミのフィンに追加工された段付き部に圧入しているだけ.これではファンの振動が大きくなってしまって当然で,少なくともアルミの部品に直付けしてほしいところです.動作音が大きかったのはこのような構造上の配慮不足によるところも大きいのでしょう.

ということで前回は1.5年しか持たなかったということでこの980円バルブの寿命はいかなるものか,注目したいところなのであります.

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