初の4輪タイヤ交換(交換編2)

前回はコンプレッサが復旧してチューブも延長を諦めエア漏れを回避したところで,ビードとリムの隙間からエアが漏れて一向に空気圧があがっていかないということでページ的に小休止を入れました.だいたいこのような場合タイヤの外周にベルトを巻き締めあげることでビードをリムに密着させる方法が主流かと思いますが,あいにく都合良くタイヤの外周に合うようなベルトがないので,少しとんちを働かせてみます.

まずタイヤを少し持ち上げたりして隙間が上下どちらに発生しているか調べました.すると,隙間は下側に約5mmというところ.ホイールの下になんにも敷いていないので,タイヤサイズの細めなこのコンビネーションでも流石に隙間が開くのでしょう.そこでホイールを少し持ち上げつつエアを入れてみたところ,あんまり効果はなさそう.次はタイヤとホイールの下にそれぞれ算木を入れて高さを調整して再チャレンジ.すると今度はちゃんとエアが入って行きます.最後にビードが乗っかるときのパンパンの音にそれまで退屈そうに作業を眺めていた息子が結構ビビっていたのが面白かったりしましたが.

と,一段落ついたところでタイヤの記念撮影をしていると,すでに日が高くなり日陰から抜けてしまったがために作業スペースが灼熱地獄と化しつつあることに気がつきました.急がねばなりません.ササッとタイヤを車体に付けたら今度は右側リアのタイヤに移ります.今度はビードもコンプレッサも,タイヤ幅も問題なく,ものの15分程度で交換完了.

今度は左側ということで,車体の向きを入れ替え,一気にやっちゃえということでウマをかまして前後を両方外します.しかしここで勢いを付けてしまいたかったのにもかかわらず,3本目のビードを落としたところでどうも体がズド〜ンと重くなり,無気力状態に陥ってしまいました.これはどうも熱中症の前兆では?ということで車体がウマで上がった状態ではありましたが一旦家の中に息子もろとも避難します.息子の方も体調が悪化しかかっていたようで,少し長めの休憩が必要でしょう.

といいつつも,作業場所に日が当たっているうちは危険という慎重な判断から作業再開は長らく自粛.結局再開は作業場所がほとんど日陰に入った4時近くです.それまで昼飯をとったり,かなりまったりしていたのですが,なかなか体力は回復せず,ようやく4時半ごろになって体力も戻り始め,作業エリアの約半分が日陰になったこともあり,作業再会です.

で,ここからは怒涛の作業スピード.コンプレッサの問題はもう回避できていますし,ビードがなかなか乗っからないのも,あらかじめタイヤ2本を束ねているバンドも外してから休憩に入った上に,最初っから算木を下に敷いて高さ調整をしたりして5時を少し過ぎたところで作業が終了.あまりの過労ぶりに一時は左右のタイヤがまったく違うまま一週間をすごすことも覚悟しましたが,やればできるじゃな〜い.

さて,それでも少し疲労が残っていたので作業終了とともにそこらへんを少し走って異常がないことを確認したものの,少し時間を置いてからかみさんをうしろに乗っけてお買い物.インプレッションを取れるだけの距離を乗ってみました.感想としては

・ハンドルの軽さが従来の5/4程度
・タイヤの転がり抵抗は体感としては半減

って感じです.でもこのタイヤ交換からしばらくは高温が続き,エアコンをかけたまんま短距離しか乗らない期間があったりで,燃費にその効果は見られませんでした.それでも約2週間後,タイヤ交換前と同じ行程を往復することがあったので,直接燃費比較できたのですが,その結果以前は26.1km/lであったところが,26.4km/lになったかな?ってところ.まあ,エコタイヤの転がり性能AAAといっても燃費に現れる数字というのは所詮こんなもんかな? と,費用対効果としては少し微妙な結果に終わりましたとさ.

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