次の車選び(その1)

セフィーロがそろそろという状況になって来て,次の車を選んでおかないといけなくなってきました.次の車というお題については実は常日頃からしこたま考えていまして,いつセフィーロが直せないほど壊れても車の仕様や予算を頭の中に描いていたのでした.

私の昔からの車に求めるものというと居住性です.なぜならば,バイクに乗っていて感じる喜びは走りのフィーリング.確かに走りのフィーリングと居住性という相反するスペックを両方とも満たす車が無い訳ではないですが,いかんせんいずれもブルジョアでないと買えないものばかり.5人乗りのセダンでなんとか手が届くのはレガシィB4ぐらいです.一方最近のトレンドというとやっぱりエコであること.レガシィもエコという点ではなかなかがんばっていると思うんですが,もうか一歩という感じ.居住性と走りとエコと3つのうち優先順位をつけるならば,私の場合善人ぶってエコ>居住性>走りとせざるを得ない感じで,結局エコ重視で車を選定することにしました.かといっていきなりプリウスもどうかと思いますのでここは慎重に行こうと本腰を入れて仕切り直しすることにしました.

まずせっかく今日産車に乗っているわけなんでほとんどの車種がエコカー減税対象車である誉れ高き日産から選んでみようと考えました.確かに同じVQエンジンを積んだティアナなんかには魅力を感じたわけですが,いかんせんセフィーロからの乗り換えとなるとあまりに順当過ぎてインパクトが弱過ぎ.個人的にはセフィーロのVQエンジンは初物であったにもかかわらずなかなか優秀なエンジンであったと感じているので,出来たらVQエンジンで…とは思ったのですが今のVQエンジンって日産のフラッグシップになってしまったので,あんまり魅力的な車種には積まれていなかったりします.ということで,どうも日産車には次の候補はなさそうです.

さっきも出てきたレガシィはなかなかいいんですがひとつだけ絶対に受け入れられないスペックがありました.それはAWDであるということ. 確かに昔のスキーに頻繁に行っていた頃ならば今のレガシィに飛びついていたかもしれません.でも今は雪道を走ることがあっても近所に雪が積もったときのみなのでせいぜい年に一度.地球温暖化の影響で雪が降らないのと雪が降っているときに車に乗るのがかなり億劫になっているのと相乗効果でその機会が極端に減っているのです.わざわざこのエコな時代に燃費の悪くなる機能を売りにした車に乗るのも気が引けます.

そんな中スバルからその悩ましいところを解決するかのような車が出てきました.エクシーガです.まあレガシィもワゴンではなくセダンにどちらかというと惹かれる私ですが,車体の出来がレガシィに近く居住性もなかなかです.そんなにバカ売れしていないところも好印象. もうこれでいいんじゃない?とかみさんにカタログを突き付けて最終決済をお願いしたところが,なんと”ワゴンはいや”の一点張り.どうも話を聞くところによると,ワゴンは後ろにバイクのエンジンが載せやすいとのこと.なんだそんなメリットもあるんじゃない.と一瞬喜んだのもつかの間.かみさんの口から今度の車はバイクのエンジンが載せられない車にします宣言が.

そういえばセフィーロは度重なるニンジャ製作のためにトランクにエンジンが載せられ,その度トランクの底板が無惨にへこんでしまったり,オイルが漏れてしばらく車内が臭くなったり,それ以降も何かと汚れるのでトランクに大事なものが入れられない状況になってしまっていたりします. かみさん的にはそれが耐えられなくなってしまっていたようです.そんな思いを無視するわけにいきません.バイクならまだしも車の選択において家族関係が悪化してしまうのは本位ではありません. ではワゴンじゃなく,ミニバンはどうかな?ということで押してみましょう.実はミニバンだと依然としてエンジンが積み込めるという事情は変わらないのですが,うちのかみさんは3列目シートがたためることに気づいていないので,いけるかな?と思ったわけです(極悪人).

私の場合ミニバンであっても,気持ち的にはあんまり大きな車体は好みではありません.かみさんは大きな車体は運転しにくいという理由から同じような印象です.はっきり言って7人乗りが必要かと言うとそうでもないんですが,たまにうちの実家に戻ったときの移動に便利かな?なんて思うこともあるのです.まあそんなにも親孝行ではないので,やっぱり是が非でもエンジンが積める車にこだわっているというのが本当のところなんですが….

そうなると狙い目はカローラベースのWISHとシビックベースのストリームと言ったところ.日産にもそれなりの車種がありましたかどうも私の琴線に触れませんでした.まずはWISHですが,どう見てもベースがカローラなのが丸わかり.その上にピラーの角度がかなり寝ていて,室内空間はスタイリングの犠牲になっているように見えたので試乗する気にもなりませんでした.一方のストリームについてはシビックベースとは思えないほどの室内空間.ちょっとミニバンにしては屋根が低いように感じますが,セダンに乗っていると思えば居住空間はそんなに変わらないと思われこれはこれでOKです.

早速試乗に望みます.ホンダ車にありがちな出足のスムーズさもさることながら車高が低く抑えられているので走りそのものもきびきびした印象です.これははっきり言ってセフィーロよりも飛ばしてしまいそうな予感. 私の採点ではかなりな高得点であり,やっぱりこれに決〜めたと思ったところにまたかみさんがブレーキ.どうも今度も車の形が気に入らない様子.ストリームについては私もかなりお気に入りだったので,食い下がって見たのですが車格が大きいだとかやっぱりミニバン形状はいやだとかいちゃもんがどんどん加わって来てどうやらこれは脈なしの様相を呈してきました.

ということで次の車はまだ簡単には決まりそうにもありません.次回決められるのか?

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