プリウス納車への道のり

さて,プリウスの納車が7月に対しセフィーロの車検切れが6月で,車検が切れてから納車までの間最悪車がない生活を送らなければならなくなります.トヨタのディーラーは私のようなプリウスの納車待ちで車検切れになる恐れがある人があまりにも多く,いかなる場合も代車は用意できないと宣言しています.こうなると自分で何とかしなければいけないので,もっとも安価で現実的な対策は何かと考えたのですが,

(1)車なし生活を受け入れる.
(2)レンタカーを借りる.
(3)安い中古車を買ってしのぐ.

となります.ひとまず車なし期間というのは今の生活では考えられないので,1ヶ月として試算すると,レンタカーで安い車を借りっぱなしにして約20万円.安い中古車を探してきて乗り回して1ヶ月で下取りに出して車体,手続きなどもろもろ約40万円かかります.個人売買でやればかなり安くできるんでしょうけど,そこまでやるか?という感じです.お気軽にプリウスを購入することに決めはしましたが,その実は車なし期間の発現はかなり悩ましい問題であることを再認識した次第です.

ところがそうこうするうち次の年の2月になって,ディーラーから連絡があり,納車がどうやら5月になりそうだとのこと.2ヶ月も早まるということはかなりなキャンセルが出たとのことで,こりゃいったいなんで?と思いつつこちらは車なし期間の問題が自然消滅したので小躍りしてしまいました.

それからしばらくしてからです.例のプリウスのブレーキ問題が大々的に騒がれだしたのは.はじめはABSの問題のみなのかと思っていたらどうも回生ブレーキとABSのコンビネーション上の問題だとか.確かに低速であってもブレーキの不具合というのは事故につながりやすいものです.発生頻度も低いとはいえ,感覚の問題というだけでは片付けてはならないところでしょうし,トヨタも少し認識が甘かったんでしょうね.幸いにも爆発的にすでに市場に出て道路を走っているプリウスがそんな事故を起こした例などもなく,私としては納車前にこれが判明してちゃんと対策さえしてくれればいいやということでキャンセルなどよもや考えずにおりました.

しかし世の中にはこのような些細なところでも気になってしまう人が多いらしく,3月末にまたディーラーから電話がありました.今度は4月納車になるって.こうなると延長されたエコカー補助金も間に合うようで,こりゃまた私にとってはうれしい誤算.だって7月納車の時点では完全にあきらめていたのに,それが2ヶ月早くなりブレーキ問題でまた1ヶ月早くなったおかげで補助金の恩恵にあずかることができるわけです.こうなったら不謹慎ではありますけどブレーキ問題さまさま.あとは納車を待つのみです.この間書類を作るために何度か副店長もうちに足を運んでくれたりうちから書類を持参したりしてましたが,ついに4月の3週末に納車の日程が決まり,前金で全額を振り込んだらホクホクしながら待ちます.

さて,当日.家族全員で納車...といっても納車代が勿体ないので50m先のディーラーに引き取りに行くことになりました.家族は歩いて,私はセフィーロに乗って行き,ディーラーの駐車場に我らがプリウスが置かれているのを確認しました.引渡し書類に印を押して駐車場へ.簡単な取り扱いの説明を受けて,納車の顛末について副店長としばし語らいます.副店長の話によるとキャンセルは確かにあったのだけれど,生産量が多少上がったのも納車が早くなった原因のようです.また今までグレードLはあんまり売れなかったのに,ここにきてかなりな確率でLを選択する人が増えて来たとのこと.う〜ん,車種は良く見かけるのは我慢するけどグレードまで同じ車がいっぱいいるのはちょっとイヤかな?まあいずれも些細なことです.さて,50m先の我が家へ遠回りして戻り,感触を確かめます.エコモードで走ってみると若干パワー不足に感じますがこんなのは慣れの問題でしょう.納車直後は燃費は17km/l程度でしたが走れば走るほど上がっていきます.う〜む,こりゃ燃費計を凝視しすぎて事故っちゃう人もいるんだろうな〜.

さて,ひとまず今回は納車までです.とにかく期せずして早めの納車となりかなりラッキーでした.次回はインプレ交えながらいきなりいじっちゃいます.お楽しみに〜.

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