フロントフォークのオイルシールなど交換

フロントフォークについてはYSP特別仕様の赤いボトムケースのものを借りに付けてみたのですが,どうもフロントフォークまで赤だと少しくどいイメージになってしまったように感じました.なので今回はシルバーのボトムケースのついて元のフォークボトムと点錆がほとんどない赤いボトムについているインナーを使って1セット作ることにしました.

今回,赤いボトムケースのフォークを車体に付けてしまっているので,いきなり失敗している感はありますが,いずれも2セットのフォークから1セットを作らなければいけないわけなので,そんなロスではありません.しかし,それとは別にすでに私は一つ失敗してしまっていました.オイルシールとダストシールについてはヤフオクで売っているやつを適当に購入したのですが,それがまず大失敗だったのです.

というのもヤフオクの出品者コメントにSRX250と表示があったので,それを完全に信用してオイルシール,ダストシール共に調達したわけなのですが,作業前に銀色ボトムのフォークを分解してみたところ,オイルシールは高さが合わず,ダストシールはフォークアウターの穴に対してスッカスカという状況でした.種明かしをするとオイルシールについては33x45x10.5というサイズのものを購入したのですが,SRX250は33x45x8/10.5というサイズになっていて,外径と内径側で高さが異なるのです.またダストシールについてはひとえに33mmのインナーといってもアウターのダストシール挿入穴の径や高さはメーカーや型式によっても異なりますので,そういったところの事情を知らず先入観だけで適合表を作っているような業者さんを信じてはいけないところだったのです.なので2回失敗したくないので今度はヤマハ純正を購入しなおしたのでした.

さて,1本はあらかじめ分解していたのですが,都合4本のフォークを分解しては組み上げる作業ですので,作業風景としてはフォークだらけの雑然とした状態になりました.フォークボトムについてはかなりねじが固く締められていたので,エアインパクトレンチを登場させたので,なおさら作業風景は一時カオス状態に突入していったり.ちなみに4本ともフォークオイルは見事なコーヒー色になっていまして,酸化してしまったときのフォークオイルが発する刺激臭があたりに充満しています.もう匂いまでカオス.

こちらが購入したオイルシールです.まあ前回のキャブと作業が並行できたので,送料は個別にはかかりませんでしたが,次からはフォーク関係のシールは純正を購入することにしました.そうそう欠品するものでもないでしょうしこれからは心を入れ替えて純正が一番と考えます.なお,サービスデータはネットに転がっていた情報で,フォークオイル量243ccというのが正しそうだったので,それに準拠して入れておきました.

ということで今回の教訓は”オイルシール,ダストシールは純正が一番”ということでございました.

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