なぜSRX250Fなのか?

わたしのバイクいじりについては様々な傾向があります.今まで20台以上をやってきて,分析すると,下記のようなものがおのずと列挙されることになります.

・基本的に貧乏性.お金をあんまりかけずに1台組み上げる.
・種車からそのままレストアというのは少ない.
・書有りフレーム+書なし車体のケースが一番多い.
・基本カスタムはしない.部品が純正より安いか,純正がない時に限る.
・バイク屋さんがやるようなちゃんとした仕上げは目指さない.
・エンジンは4気筒が圧倒的.
・色はライムグリーンが多いが,特にこだわりはなし.
・とっかかりは乗りたい車体が安価に出品されているケースが多い.
・走れるようになると満足して売ってしまうが大体赤字.

最後のは無計画にやってやり直しがあったり無駄な部品を買ってしまったりして,赤字になるケースが多いですが,特に不人気車をやると赤字が大きく膨らむ傾向にあります.で,あまり現在における不人気車をやってしまわないように,それなりに自分が乗りたいと思う車種であってもそれなりに自制していたわけです.いわばそのギリギリの部分がカワサキ車の4気筒というカテゴリにほぼ合致していたので,おのずと赤字を膨らませない程度に組んでて楽しめるというセオリーをやって来たにすぎません.

で,もういいかげん20数台もそんなことをやってきたら,マンネリ化した自分に気づいてきたわけです.それに加えて私に直接

・他のメーカーのはやらないんですか?
・4気筒以外はやらないんですか?
・もっと新しいバイクはやらないんですか?

とか直接言ってくる人が何人も現れては消えを繰り返していたわけです.その方々は特に強い思い入れがあってそんなことを言っているわけではなかったんでしょうけど,そのすべての方がこのWEBを見てらっしゃる方々だったのです.それはすなわちこのWEBが非常に偏った存在であるということに他なりません.

そんな中,スズキのGooseとかやらないんですか?と言ってきた方がいて,実際自分がGooseをやってみたらどんな感じになるだろうと出品されている車体とかパーツとかをいろいろ見て回って構想してみたことがありました.この時私としてはGooseに魅力を感じないわけではなかったんですが,どうも90年代になってから出たバイクであるということもあって,イマイチ私がやるべきバイクではないなと感じたのです.しかも単気筒の中でもかなり攻撃力のある車体ですので,実際レースに使われている車体も多いようで,もしはずれを引いたときはとても手間がかかりそうに思えたのです.

で,他の単気筒でいいのはないのかな?といろいろ探したところ,カワサキでは80年代だとCS250というのがありました.Gooseと同じスズキだとNZ250になります.しかしこの2台は新車販売台数も極めて少なく,適当な程度のものが出品されることはごくまれのようで,もしあってもその後の部品調達に相当苦労しそうに見えました.で,ヤマハは?とみてみたら,SRX250があるじゃあいないですか.それもカウル付きのSRX250Fについてはちょうど大学のころ先輩が乗っていたので私にとってはかなり思い出深い車種ということになります.新車販売も当時女性向けということでヤマハの戦略がぴったり合ったのもあって,なかなかな台数が出て居ます.なのでパーツについてはそう困ることも少ないのかな?と思います.

ということで,自分を変える意味でもカワサキの4発以外という枠外の取り組みをそろそろやっておかないといけないなと思う昨今.俄然SRX250またはSRX250Fに興味が湧きだしたというわけなんです.まあ,自己改革したいわけですからそれなりに苦難もないと面白くないでしょうし,ひとまず自分にふさわしい種車探しからやっていきましょうかね.

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