組み上げ前にやっておきたいこと

さて,フレームは塗装が済んで養生中.あとは組み上げまでの時間はその準備に費やすことにしましょう.まずはお化粧の部分からです.

まあ,そんなに私もお化粧についてはうるさくないのですが,腐食したところやさび色をそのまま残してしまうのはせっかく部品単体であるわけなので,組み上げ前にそれなりの状態にみえるようにしておきたいわけです.その中で一番優先度が高いのはエンジンです.引き取りの時にもご覧になれたと思いますが,シリンダーブロックや腰下のアルミが腐食して黒塗装を剥げさせてしまっています.なので,この腐食している部分を磨き,浮いている塗膜は剥がしておきましょう.

プラスチックのパーツは外し,プラグやエギゾースト,オイル窓などをマスキングして.脱脂,ミッチャクロンを吹いて,耐熱のつや消し黒を塗っていきます.出来上がりは写真のような感じで,純正のようなツヤは出ていませんが,それなりに綺麗に仕上がりました.まあ取り付けの際にまた当ててしまったりして少し剥げるかもしれませんが,そんなところはタッチアップで凌ぎましょう.

次に車体が軽いとはいえ何度もジャッキアップしたくないので,まずリアタイヤを交換しておくことにしました.まあメインスタンドを持っていない車体ですのでリアタイヤの交換時にジャッキアップする手間だけ省略するという感じなんですが.で,タイヤの入手については今まで旧車関係のタイヤで良品として購入したものが実際エアを入れてみたらヒビだらけとかで結構痛い目にあっているので,今回フロント,リアともに新品を購入しました.

タイヤが到着し,さっそくその次の週末に作業を行います.一応記念写真です.2本束ねて発送されてきたんですが,190とかのサイズを見慣れていると2本あるにもかかわらずまるでリアタイヤ1本分の厚みしかない感じです.あと,リアホイールはドラムブレーキのライニングがさびていますね.これは少し綺麗にしてから組付けておきましょう.

作業自体は今までのタイヤ交換と変わりませんが,実際タイヤが細いのであらゆる工程においてたいして力を入れる局面も少なく作業自体はすんなりと進んだ印象です.

あと,組付け前にやるべきことの整理として家の中に置いてあるパーツを確認しておいたのですが,ショッキングな事実が一つ判明しました.フロントカウルはバイクパーツなどでカオスな状況になっているうちの和室にエアキャップにくるんでおいて置いたのですが,どうも地震かなんかで落下したらしく,カウルは無事だったもののスクリーンに割れが発生してしまっていました.そしてそのスクリーンはメーカー欠品の上にヤフオク出品も全然出てこない代物であることがわかりました.う〜ん,どうしたもんか?悩みながらも,次回は組み上げにこぎつけたい私なのでした.

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