登録と試運転

火入れが済み,なんとか走れそうな雰囲気だったので,このまま登録してしまいましょう.いつもだったら車検なんですが,250ccは車検でもないのに運輸支局にいかなければいけないので,なんかすごく違和感があります.なので別の車体の車検予約を入れておき,その日に一緒に登録を済ませてしまうという効率のみを追い求めたスケジュールを立てたのですが,当日になってその別の車体に不具合が見つかり,車検がキャンセルになってしまいました.そのためせっかく会社を半休で休んでいるという事情もあって何もしないのは何か申し訳ないところもあるので,書類と住民票,お金だけ持って車で運輸支局へ.手順としては検査がないだけで,他は同じ.書類を買って記入,自賠責とりあえず1年で.名義変更と登録.ナンバーをもらっておしまいです.

さて,帰宅後早速ナンバーを取り付けて走ってみました.するとなんだか低速でかなり広範囲にかぶったような感じで加速感が薄い.要はガスが濃すぎるということでしょう.早速10分も走らないうちに戻って,トラブルシュートです.まずチェックすべきはプラグです.プラグを外してみたところ,電極付近が真っ黒に煤けています.それも異常なほどの煤の量です.私が走った10分弱でここまでたまるのかと感心するぐらい.一応プラグは清掃して再度装着しておきます.で,濃いわけだからキャブのフロート調整とか必要かなとも思ったのですが,直感的にその前に見ておきたいところがありました.エアクリーナーです.

さてサイドカバーの奥のエアクリーナーボックスを開けてみて見つけたのは自作のエアクリーナー.色的にはもしかしたら純正に近いのかもしれませんが,ついているものは明らかに誰かがエアクリーナー用ではない結構分厚い発泡度の低いスポンジを自分で切って仕込んだようなスポンジがあてがわれていました.このスポンジ厚みが厚いというのに加えてスポンジの空隙同士がほとんどつながっていないような構造で,これではエアの通り道がほとんどふさがっているような感じ.これじゃ濃くなって当然でしょう.

ということで,いつものエアフィルタ材で比較的抜けやすい環境を作ることにしました.まあものは簡単そのもので,形状を合わせてはめ込むだけ.接着もないですし,結構端っこの方で隙間がでないように工夫はしましたが,多少はご勘弁をという感じです. 早速装着後試運転.おぉっつ!低速からそれなりに加速感がある.アクセルをがばっと開けても息ツキしないし,トルクもアクセルにリニアに反応してくれています.明らかな効果に嬉々として家に戻りプラグを抜いてみます.今度はきれいにきつね色です.う〜ん,満足ぅ〜.それにしてもこのエアクリーナーの件を見る限り,エアクリーナーは少しよごれていたので,この元車体は以前のオーナーがエアクリーナーを自作して調子を崩し,そのまんま放置されたのかも知れません.ちょっと不憫な気持ちになりました.さて,これで公道走行可能になったSRXですが,どんな感じで走りを楽しめるかちょっとワクワクしますね.

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