前回のフレーム塗装とあまり日を空けずにフレームの入替作業をしておかないと,車体のほかに大物のフレームがでんと場所を取ってしまいます.なので今回はフレームの入れ替えをやっていきます.まずは分解していくところから.くわえて電装の這わせ方など写真で記録しておかないといけないので,写真を撮りながら分解していくわけです.

この車体,錆はそれなりのレベルなのですが,タンクの錆具合が物語るようにかなり長期間放置されてきたのがわかります.幸いにもシートロックは正常に動き,シートを外すのに何の苦労もなかったのですが,開けてみてその砂埃の溜まり方が尋常ではないのがわかります.シート下はこんな感じで,まあ今まで見てきた中で3番目ぐらいのひどさでしょうか?放置期間は20年以上と見ました.

で,タンクを外すわけですが,タンクをとめているネジを外し,燃料コックなどを外そうとして少しタンクを持ち上げただけで側面に空いている穴から錆の粉がばっと舞い上がってきて鼻を突くいやなにおいが辺りに広がります.できるだけ揺らさないようにしてコック類や繋がっているものを外し,庭に持って行って中の錆の粉を開いている穴から揺さぶりながら落とします.しかし一気にやってしまったため,粉が舞い散り鼻や口からどばっと吸ってしまったもので呼吸困難に陥りしばらくせきこんでしまいました.庭の水道で急いでうがいをしましたが吐き出した水が錆色になっていて恐らく相当量が肺に入ってしまったと思われます.ちゃんとマスクしたり防御して作業するべきでしたね.
一方,タンクを外した車体側は少し飛び散った錆がフレームに乗っていたりしますが,砂埃もシート下と同じような感じで,もう驚きはしません.意外にキャブ周辺のゴム類がまだ柔らかく,流用できそうです.恐らく太陽光が直接当たらないところに保管されていたんでしょう.ここんところ少しラッキーとか思ってしまう自分がいかにマヒしてしまっているかがわかります.

で,ハーネスを外そうと思ったらこれが単純ではありませんでした.ハーネスはステムの裏で左右二手に分かれており,ライトケースの中に入っていっています.これはライトケースを外して中のコネクターを抜いてからでないとハーネスが車体から外せないということを意味するわけですが,そのライトケースを左右から止めているネジが固着してしまっていて,ライトケースが開けられなかったのです.いろいろ試行錯誤はしたのですが結局ネジの頭を電動ドリルで飛ばしてなんとかすることにしました.これでかなりタイムロスをしてしまい,日没まで3時間ぐらいしかない時間帯で作業を開始しましたので,これだと最悪日没サスペンデッドになってしまします.

で,ハーネスが外れたらあとはサクサクっとばらしていきます.足周りが外れてこんな状態になった時点ですでに日没まであと15分ってところであとはとにかく足周りと最低でも取り回しができるようにハンドルぐらいは取り付けておきたいところ,ここらへんの作業はかなり急いでやったので,フロントウィンカーの片方は折れていなかったのに気が付いたら折れてしまっていました.ちょっとショック.それでもライトハウジングのねじ以外は固着がなかったので結構すんなり分解できたりはしました.
といいつつも結局急いで作業したのでその日の組み立て中の写真は撮影していません.最終的にはあたりが真っ暗になったところで作業終了となり,車体が軽いので簡単に行くと思っていたにも関わらず意外に時間がかかり,体力も消耗してしまったなという印象です.でもエンジンがすんなりフレームに載せられたのでフレームも使用可ということがわかり,なんとかスロースタートながら組立が開始できて安堵する私なのでした.