ブレーキパッド(その1)

フロントのブレーキパッドですが,結構まだ残っている感じでベースまであと1.7mmというところだったので,当初は使い回しを考えていました.しかし付いていたのがロッキードのパッドであり,それと長らくペアで使われてきたと思われるブレーキディスクがあのような減り具合だったので,ロッキードはディスクへの攻撃性が高いのでは?と疑いたくなりました.まあ実際そんな情報もあったりなかったり(信用できる情報はない)で,不安は募るばかり.

一方リアについてはベースの厚みが見ただけではまったく確認できないほどに薄くなってしまっています.まあ,ここでリアだけ交換というのも踏ん切りが悪いので,前後ともあたらしくブレーキパッドを交換してしまうことにしました.そんなこんなで,いろいろヤフオクを俳諧したところザンザス用Fブレーキディスク2ペア+リア用1ペアで送料込み3600円というのがあり,ちょっと驚き.以前ヤマシダ製というのが送料抜きで1ペア1500円というのがあり,ZXRのフロント用を調達して,ついぞ未使用のまま放置されていたりするんですが,これはそれとは違う上にヤマシダをも凌ぐ格安状態.ここは入札せねばなりますまいということで特に競合もなく落札.送料も含まれているばかりか,消費税も内税な上に振り込み手数料も不要な銀行で振り込んだので,こうなると本当に純粋な1200円/ペアが実現したわけです.ちょっと感動〜.

ということでものが到着しましたが,まあ写真では確認したんですが,実物はかなり簡易な袋の中で,パッドがお互いにカンカンこすれあっています.これでよく品質に問題が出ないなと感心しましたが,中国製はやっぱりこんなもんなんでしょうね.実際品質問題が出ているかもしれませんが,それは命にかかわるところだけに無いようにしてもらいたいところです.そんなものでも調達できたら即刻取り付けたいのは人情.で,その週末の夕方に時間がないところを無理やり作業です.でもせっかちはいけません.ひとまずそのままパッド交換してはダストシールを痛めてしまいそうだったので,キャリパーをお掃除することにしました.といってもキャリパーの分解をするのはちょっと手間がかかりすぎ.そこでピストンを出した状態で,その側面をきれいにしていく方法を取りました.

まずそれぞれのポッドに木材をかませて1つだけが自由に動ける状態を作り,あとはブレーキレバーをニギニギしてピストンを極限まで出してその側面をワイヤーブラシとスチールウールで磨いていきます.見える側が終わったら,極限まで出た状態で抵抗が少ないのをいいことに手でピストンをぐるっと回してその裏側をきれいにします.手で回らないときはまたそれ以上に極限までピストンを出すのですが,これが行ききってしまうとエアが入ってしまったりするので,ある意味チキンレースのような緊張感を感じつつの作業です.片押し2ポッドなのでこの作業を左右にわたってやっただけですが,結構時間が掛かってしまって都合2時間かけて作業したんです.するとパッドの交換までに日が暮れてしまいましたのでこの日の作業は終了.

で,次の日の朝にもう片方のキャリパーに着手.同じく木材をかましての作業.作業自体は昨日やった分慣れもあってすぐに終了.しかし一点だけ気になるところが...それはステーのプレートです.ここが錆びていてとても見栄えが悪いのです.したがって昨日作業を終えたもう一方もこのステーを外してひたすら磨きます.錆が落ちたら,ピンの部分をマスキングしてつや消しの黒で塗装.塗装ということになると,養生が必要ですのでステーについては次週に組み込み.それではと,キャリパーのボディを今度は綺麗に清掃しました.といってもこちらは塗装なんかはしないで,アルミ錆が浮いたところをワイヤーブラシでこするだけ.こすったら下地の塗装も結構はがれてしまいましたが,見栄えがそう悪くないので,ここはこのまんま.ということで今週の作業は終了.そんでもってやっぱりここら辺で既にずいぶん長いのでレポートも次週に続くのでありました.

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