フロントフォークレストア(その1)

フロントフォークはひどい状態.CBRで以前ありましたが,それと同じようにフォークのダストシールがひび割れています.こうなると中にオイルが残っているのかどうかも車体から外してチェックしないとわかりません.まあオイルがまったく枯渇していることはないと思いますが,このダストシールではオイルシールもじきに破れてしまうのは間違いありません.

したがって今回もダストシールとオイルシールの両方を両側のフォークについて交換することにしました.あと,ボトムを止めるネジですが,これはいつも何かしら工夫のいるところ.でも今回は特殊工具が要るのかどうかはサービスマニュアルがないのでわからないのです.WEBを俳諧していろいろ調べても工具を工夫して緩めている人はおらず,インパクトを使ったり,ネジ頭を飛ばしてしまったりと色々.まあここの工具はニンジャ前期のもあるし,ある意味流用の9R用や1000RX用があるので,いずれかがヒットするのでは?と高をくくって今回はこの部分については新品のシール類を購入しただけで行くことにしました.

で,この時点でタンクもテールカウルも作業中でありまして車体にはシートしか乗っていない状態.久しぶりに登場のレーシングスタンドでリアを持ち上げて,エンジン下をジャッキアップしてフロントを外しました.で,フォークトップから外していきます.また片側ずつの作業です.さて,問題のボトムの取り外しですが,手持ちの工具でどんぴしゃのものはありませんでした.というか,覗いてみても全然角穴などが見つかりません.で,無理やりなんですが,ニンジャの前期用にと購入してなぜか用無しだった四角錘状の工具をあてがってみたところ,結構すんなり取れました.で,そのボトムの頭(変な表現ですが)をみたところ,角穴はなく,単に座グリ穴が開いているだけ.まあ結果的にはここに四角錘を押し当てて緩めたことになるんですが,何か変な感じ.

で,ちょっとあたりが暗くなってきたので玄関に場所を移し,とりあえず暗闇で片側のシールを打ち込みまでやったんですがここでフォークの一部にえらい深い溝が横に走っているのを発見爪で探ったところ深さが1mm近くあり,しかもバリバリの常用域に存在しているので,こりゃもし再メッキをかけてもダメな感じ.ちなみに逆サイドも見てみたらほぼ同じところに溝があり.よくみると普段車体についている状態では1Gで沈み込んでいるので,この部分は見えません.車体から抜いてはじめて判るはずだったんですが,もともとがこれ以外はまあまあ綺麗なフォークだったんで油断してしまいました.こりゃ長期放置の時に水でも入ったかな?と思わせるほどのひどさであり,自分のせいでもありますが,詐欺にあったような感じ.

これじゃだめじゃん...ということでこの日の作業はもう一方の方をばらすところまでで終了.でもこのままあんまり長くジャッキアップしたまま車体を放っておくのは精神衛生上よろしくない.ということでなんとか急いでフォークを調達しなければいけません.一応ヤフオクにその次の金曜日の終了のものがありましたので,それに照準.ものは錆が多少ありというものでとりわけ安いわけでもないのですが,とりあえず他に競争入札者もいない状態で落札.でもなんとかその週末に作業が出来ないと,ジャッキアップした状態で2週間放置しなければならず,精神が安定しようわけがありません.なんとか次の週末に作業できるようにしなければ...ということで続きます.

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