スプロケット交換(その2)

ご愛読いただいている皆さんには前回思わせぶりな終わり方をして非常に申し訳ございませんでした.まあ,こんなのは日常茶飯事であるのはひとえに私の作業の至らないところに起因するわけで,なにとぞご容赦くださいね〜.

ということで,ドリブンスプロケットです.ドリブンはヤフオクでは結構探しにくい状況でした.まずザンザスの純正となるとその玉数の少なさも然る事ながら,あったとしてもほとんど使い物にならないものしかありません.AFAMの適当な歯数のものにすることも考えましたが,この期に及んでアルミのスプロケットは避けたかったので却下.だってAFAMのアルミのものは純正と値段を比べても軽いという以外のメリットは無いようですし,サーキット走行などでギア比を換えてセッティングを出したりするときは有効でしょうけど普通に使う上では耐久性に問題が出るはずで,それが今回の作業の原因となっているようにも感じるからです. そうなると他車流用ができないかをひたすら探そうとするわけです.まあ,スプロケットというのはチェーンの種類,内径,ネジ用穴のピッチ円径,ネジ穴の径,その数,歯数があえばOKです.といってもそんなデータはどこにもないので,ひとまずサ○スターのwebにいって適合を調査しました.とにかくこういったサードパーティの製品で同じ型番から選べるということは,ネジ穴のピッチ円径,ネジ穴の径以外は同じものがその適合表の中で同じ型番が使えるものから流用できるということです.

さて,その結果適合表ではヤマハではXJR400や,SR,FZ400R,マイナーなところではXJ400ZSなど,ホンダではNSRの93年以降,カワサキならゼファーなどが該当します.結構広いやんと思いつつ,これらのうち一番使えそうでなおかつお安く出品されていたFZ400Rの7部山のものを落札.

さて,ひとまず落札しておきながら,ネジ用の穴ピッチ,穴径についてはわからないまま購入しているのでそのまま使えるかどうかは商品を見ただけでは不明です.恐らく6穴なので,交互に12ケの穴を明けることで,ネジ用穴ピッチ径,穴径とも2種類に対応してできるようにしているようです.といってもザンザスの実物のネジのサイズがあきらかにFZ400Rのスプロケットに開いている穴より大きいような気がします.

ちなみに適合については一応AFAMの方でも確認しましたが同じような感じでしたが,何しろサ○スターのほうがここらへんは選びやすかったモンですから...ということはザンザスにこれまで付いてきたAFAMも2種類に対応しているはず.ということでひとまずドライブスプロケットの作業のときに一旦リアホイールを外し,採寸しようとしたわけです.あわよくばこのまま付いてくれ!とも思いましたがそんなはずもなく,残念ながらこのスプロケットをザンザスに使用するためには6つの穴を広げてしまうしかないということが判りました.

ということで一旦スプロケットを取り付けなおし,ホイールを再び付け1週間のタイムラグ...この間にボール盤に11φのエンドミルをくわえ,従来の穴に対し外側にずらして大きめの穴を明けるという暴挙に出たわたしなのでした.加工はNCフライスを使うべきかな?と思ったのですが加工賃を払ってまでそんなことをやってもらうのは本末転倒なので自分で出来る加工を目指した次第です.まあ位置決めや固定方法が工夫が要りましたが,ボール盤でも意外にいけるモンですね.

で,次の週には取り付けおために再びリアホイールを取り外し,さささっとスプロケットを取り付けます.しかしやっぱりという感じですがボール盤で明けた穴ではスタッドボルトに少し強く当たってしまうところがでてしまいました.ということで少しやすりで形状を整え,なんとかホイールに装着.ホイールを取り付けてチェーンの調整をやり直したら作業終了.

う〜む,何か試行錯誤するわけでもないのにホイールを外しては付け,外しては付けを繰り返し.なんでも2回やらないときがすまないのかしら?


ちなみに試運転の結果ですが,ドリブンスプロケットを換えただけではあまり効果が体感できませんでした.ということはやはりドライブスプロケットの磨耗が激しく,そちらを変えたときのほうが激変したということ.まあ,換えても換えなくてもいいような気もしましたがあの歯の形状を見る限り,あのAFAMをつけ続けていたりしたら,近いうちに換えときゃよかったと思う日がくることでしょう.渋ちんもほどほどにしないとね.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT