ダストシールが

元車体の走行距離は不明ではあるものの,そんなに距離は走っていなかったようで1号車よりもパワーの出方などがスムースでやんちゃな走りをしてもしっかりそれに応えてくれるということで,車検取得後好調に距離を伸ばしつつあるザンザスですが1点問題が.とある週末,ザンザスで近所のホームセンターなどを回ろうと駐車スペースから引き出したところ,フロントフォークに変な水滴のリングがついているのに気付きました.

頭の中にはてなマークがいっぱい出ていながらもよくよく見てみると,フォークの交換したばかりのダストシールに無数にひびが入っています.まるで狐につままれたような感覚に陥りましたが,ここは冷静に状況を確認します.ひとまずフォークをそのまんまでダストシールを浮かせて中を見てみると,ダストシールの中は水も入っておらずフォークオイルも滲んでいません.で,上に引き上げたダストシールを少し下に下げると同じように水滴のリングができます.要は無数のひびの中に水がたまり,それが摺動するたびシール部より上に挙がってリング状に残るというのがそのメカニズムのようです.

思い返せばここはちょっと冒険したい気持ちになって非純正のヤフオクで売っていたオイルシール,ダストシールを投入したところで,その冒険の結果がこの事態を招いたということになります.まあオイルシールはちゃんとした規格があるものの,ダストシールについてはバイクメーカー各社の独自設計だったりもします.そのようなものを猿真似で金型化して売っているわけなので,ダストシールはこのような不具合の発生確率が高いのでしょうね.

なので,早速純正のダストシールを調達し,ダストシールのみ交換することにしました.まあオイルシールは規格品であれば,今後すぐにオイル漏れなんてことにはならないだろうということで今回は交換を見送りました.オイルシールを交換しなければ作業自体は簡単ですし.ということで,ダストシールが到着した次の週末早速フロント周りのネジを一通り緩めたらフロントを挙げフェンダー,キャリパー,ホイールを外しフォークを抜いてダストシールのみ入れ替えます.

試運転の結果走りそのものは全然変わりません.一応次の週末までに雨が降ったりしたので,同じように水滴のリングができないかどうかを雨上がりの日に確認しましたが,フォークインナーの表面はきれいそのもの.とまあ,非純正のオイルシール,ダストシールが結構売られていますが,値段の割にリスクを背負い込むほどの価値はないかな?と思う次第です.まあ賢明なみなさんはくれぐれも純正を買ってくださいね〜.

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