組立前の準備(その2)

前回はフォークの曲がりや三又の破損と曲がりで作業できたのはタイヤ交換までという体たらくでした.今回は少し高額でしたがフロント足周り一式を入手したので,そこから作業を行います.

あ,そうでしたもう一つ買っておいたのがオイルシールとダストシールのセットです.ヤフオクで安かった汎用品を購入したんですが,果たしてこれが吉と出るか凶と出るか.まあ怖いもの見たさで購入したというのが本音ですかね.

購入したフロント足周りのASSYがこんな感じです.ご丁寧にもトップブリッジとハンドルクランプ,アクスルシャフト,メーターギアとメーターケーブルまでついています.一応もともとのアクスルシャフトは曲がっていないのと破損がないのは確認済ですし,なぜかメーターケーブルも入手済みでしたので,かなり後悔を感じる買い物になってしまいました.またハンドルクランプについては車体に付いていたものはセットバックタイプのものでしたので,純正が好きな私はこっちについているものを流用しようかな?なんて思います.

まずは右側から作業を開始します.フォークトップを外してしまう前にボトムのねじを緩められたので作業自体はすこぶるスムースに済んで,41mmΦのザンザスの場合は写真のような50mmΦの塩ビパイプをオイルシールドライバーの代わりに使用してはめ込んでしまいます.

で,左側をやろうとしたところで問題発生.よく到着した後に確認していなかったのがいけないんでしょうけど,購入したフロントASSYに付いていた左フォークはスピードメーターギアの周り止めが削って除去されていました.ありゃりゃ,ご丁寧にも純正のメーターギアまでついてきたくせにこれじゃあ使えないじゃない.出品者はいつもよく利用する中古パーツ屋さんなので,こんなのがあってもらっては困るんですがね.

しょうがないので,購入したフロントASSY付いてきた左フォークはインナーのみ流用し,ほかのパーツは元の車体のものを流用するという2個1作戦を敢行します.といってもフォーク2本を並行してばらしてしまわないといけないので,作業時間はほぼ1.5倍になってしまいました.で,メーターギアのストッパーの削れについてはクレームにして返品してもよかったんですが,ほかの三又やフォークインナーは使ったわけなので,部分返金は応じられないということであきらめることにしました.まあ全部返品するにしてもいったんばらしちゃったわけなんで,いろいろ遺恨は残るでしょうし,今後もおつきあいしたい業者さんではあるので,これもまあリスクということで許容することにしました.

さて,準備も済んだということで,そろそろ組立を計画しないといけませんね.(ホントに準備完了なのか?)

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