マフラーとスイングアーム

前回シュラウド(ラジエターカバー)のところでいろいろやりましたが,そのデザイン上の特徴のもう一つであるマフラーについて今回やりましょう.まずマフラーについては今回当初はその特徴についてあまりこだわらない方針でいました.というのも前回の車体についていたマフラーは穴だらけでしたし,ヤフオクに出回っているものも年を経るにつれて良品は減っていき,あっても高額であったからです.

なのではじめはZXR400あたりのJMCA認定マフラーにしようということで,それなりに安価で出ていたものを落札してみたのですが,車体にいざつけようとしたところオイルフィルターに干渉してしまい,NG.後になってよく見たらエンジンの外観はほぼ同じに見えるもののオイルクーラーとの干渉を避けるためにZXR400の場合はオイルクーラーが出っ張っていないようなのです.こんな場所をとるものを間違えて落札してしまって,まさに痛恨の一撃です.

で,気を取り直してザンザス用の社外を探してみたところこれが軒並みめちゃくちゃ高い.純正を超えるお値段に驚愕し,結局純正を探すことにしました.で,純正の中でも安いやつということで,それなりに外観が綺麗そうなのを落札してみたところ,

 ・マフラーとエキパイ接合部のカバーがない
 ・下マフラーの上マフラーとの固定部が1つ欠損

とまあ両方とも写真の見落としなんですが,ちょっとヤバい系の障害がありました.ひとまずこれを車体に付けて,火入れまでやってから排気漏れや異音がないかどうかで判断することにしましょう.

そして,取り付けに関してはひとまず必要なのはマフラーフランジなのですが,これが全然出品されてこないのです.かなり長期間待っていたのですが,ZXR400用は形が違うのでダメで,結局似た形で口径とかも似ている車体のものを流用しようということを考えました.そして行き着いたのがGPX750Rのマフラーフランジです.これはとあるマフラーフランジの適合表がネットに転がっていたので,それを元にザンザスとGPX750Rは同じものが使えるということが書いてあったのでそれをダメ元で信用したわけです.

で,取り付けてみたところ,結局ダメでした.しかし全然ダメなわけではなく,ザンザスにこれを取り付けようとした場合に,GPX750Rのマフラーフランジは少し分厚いようで,スタッドボルトの長さが足りなくなるのです.これはどうにかしなければいけません.マフラーフランジの厚みを削って対応する案も考えましたが,合計8枚もありますので,それは却下.結局GPX750Rのスタッドボルトを新品購入し,対応することにしました.

で,スタッドボルトが来たので取り付けてみました.どうもマフラーとエキパイ接合部のカバーがないのと,エキパイの奥にあるスイングアームの凹みが,ステッププレートとマフラーを付けてみると目立たなくなるかと思っていたのに,それほど効果はないように見えます.これではよろしくないので,ここであらためてスイングアームの交換を画策することにします.でもスイングアーム自体はそう高額額ではありません.ただ送料がべらぼうですのでできるだけ近いところからそれなりに安価なものを調達しました.

早速取り付けです.クーラントタンクの1件があったので,車体が組まれた後にピボットシャフトを抜くのは2回目です.それに今回はすでにマフラーが付いていますのでジャッキアップもなんだか面倒です.なんという効率の悪さでしょうか?

取り付け終了です.まあそんなに変わらないんじゃない?という向きもあるとは思いますが,私にとっては見えにくいところであってもこだわったから価値があるということになります.ただ,そのこだわりのおかげで凹みありのスイングアームがまた場所をとる話になってしまいました.こんな凹んだやつ誰も買わないでしょうし,結局のところ捨てるしかないんでしょうけどね.

とまあ,リアビューはあとマフラーの接合部のカバーがないのかどうしても気になるんですけど,これがなかなか単体出品されないので,かなり焦れてしまっています.自分的にもやばい感じです.

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