バッテリ装着+電装系作業

火入れの前に電装系をしっかり仕上げなければなりません.ただ,電装系で1か所だけちゃんと確認していたなったところがありました.ヒューズボックスです.GPz400Fと同じようにこのz550GPもガラス管のなつかしいヒューズが使われています.電装系そのものに問題があった場合,このヒューズボックスの中のヒューズが切れていたりするので,その根本対策が結構大変だったりしますので,本来はもっと早く確認すべきところでした.ちょっと反省.

早速中を開けて見ると,恐らくライト関係だと思いますが,10Aのヒューズがなくなっています.これは切れたのではなく,他の車体に部品取りされたと考えられ,ひとまずヒューズ切れに影響するような電装系のトラブルはなかったものと推測できます.ということでひとまず安堵してホームセンターへ.ところがこのタイプのヒューズを置いている店は近所ではジョイフル本田のみであったようで,3軒のホームセンターめぐりを要しました.まあとにかく交換してヒューズボックスはOKになりました.

次にバッテリです.実は以前z550GPを手掛け始めてずいぶん早くに中古のバッテリを入手していたのですが,それがこの車体の出来上がりを待つあいだ何回も充電を繰り返していたら,恐らく夏場の温度が高い時期に長時間充電したのがいけなかったんでと思いますが,パンクしてしまったようで全然使えなくなってしまいました.しょうがないのでまた中国製ではありますが新品のバッテリを購入.電解液を入れて捕充電して車体に搭載します.

この車体,古い米国仕様だけあってエンジンがまわっていようがそうでなかろうがヘッドライトが常時点灯なのであんまりやりたくないのですが,エンジンを回す前ではあるものの灯火類やホーンの確認をします.するとなぜだかフロントのブレーキランプがつきません.ハンドルスイッチの配線を確認したところ,本来はあるはずのメインハーネス側のブレーキスイッチ用の配線がありません.ハンドルスイッチ側はちゃんと茶色のケーブルがありますので,これはメインハーネスが何かしら改造された可能性が高い.ということはメインハーネスのビニールテープに巻かれたところにこの茶色の配線がぶった切られているかそのままテープが巻かれているかされているはず.で,ビニールテープをかなり長い区間ひんむいて行ったのですがなぜだか茶色いケーブルは見つかりませんでした.

こうなったら是が非でもブレーキランプを点灯させるしかありません.しょうがないのでリアブレーキスイッチの茶色いケーブルから延長してやることにしました.結構リアブレーキのスイッチ配線がメインハーネスの主幹部分からの距離が短く分岐には苦労しましたが,なんとか分岐ができました.で,なんとかフロントを作動させてブレーキランプが点灯するようになりました.それにしてもこのメインハーネスのハンドルスイッチコネクタに茶色いケーブルがなかったのは不思議です.変なトラブルに繋がらなければ良いのですが.

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