キャブレター(その4)

さて車体にキャブを取り付けます.でも情けない話,アクセルワイヤーを本体に付けるところで,大奮闘.どうもアクセルワイヤーの太鼓をバタフライバルブを引っ張るプレス部品の穴に通すのがとても難しいのです.今まで正直GPz400のものも触ったことがあるのですがどうもそのキャブとは周辺の障害物のレイアウトが異なるようです.結局ワイヤをキャブの向って下側から通し,太鼓を固定した後で連結プレートの間を通してケーブルを上側に通すやり方でなんとか太鼓を固定することができました.

で,一難去ってまた一難.そのアクセルワイヤーはz550GPの車体についていたものをそのまま使用したのですが,アクセルグリップ側をつないだら,アクセル全閉状態で写真のような有り様.どうもケーブルの長さに対しアウターチューブの必要長さが20mmばかり短いようです.まあ確かにz550GPとGPz400ではキャブレターが違うということで 当然アクセルワイヤーに違いがあっても不思議ではないので,よくよく考えたらここは完全に見落としておりました.ちょっと恥ずかしいかも.

実はアクセルワイヤーは他の車種用の在庫があったのですがあいにくそれらの中にGPz400のキャブにあうものが見つからず,仕方がなくその日はキャブレター装着をあきらめ,ヤフオクでGPz400のアクセルワイヤーを探すことにしました.ほんとに手間のかかるキャブだこと.

結局GPz400Fとも互換が利きそうなことが分かったので,少し入手しやすかったGPz400F用と謳って出品されていた程度のよさそうなものを予算内で落札.到着したのがその次の週末でして都合2週間間が空いてしまいました.まあはじめっから車体についていたキャブが使えないことからしてトラブル続きでしたが,ここまで時間がかかってしまうとは思ってもみませんでした.

で,装着そのものは比較的順調に進み,すぐに写真のような状態になりました.見栄えとしてはキャブの純正との違いが微妙すぎて,ジャストフィットという感じ.元のやれた感じも外観からだと一切わからず,なんか程度の良いキャブを載せたかのような錯覚に陥ります.といってもまだタンクが作業中ですので,ガソリンを通すまではやりません.本当はオイル差しやなんかで車体に付ける前にガソリンを通して漏れやなんかを確認するんでしょうけど.だいたい私の場合はこんな感じの当たって砕けろ的な進め方です.で,振り返ってみると今まで全体の8割ぐらいで再度キャブの付け外しをしていたりします.まあキャブ自体が問題な場合があったり他にキャブを外してしかできない部品交換やチェックがあったりと原因は様々ですが,いずれにしてもキャブの着脱自体には免疫ができてしまっていて,後々のことを心配しないようになっているというのが正直なところです.

通常は次はタンクが乗っかって,素早く火入れにいけるはずなんでしょうが,実はこの車体,まだやることがいろいろあったりします.次は何なんでしょうね〜.実はタンクがそうであるようにいろいろな作業を並行して進めていたりするもんで,どういった順番で紹介すればよいものか,都度気分で決めていたりするもんで私もわかりません.ははは.

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