チェーン,スプロケットなど

下周りで最後になりましたが,そろそろチェーンを張りたいと思います.そういえばスプロケットはずいぶん前に中古で山がかなり残っているものを購入したのですが,それがあまりにも昔すぎてどこにあるやらわからなくなってしまいました.ただ,玄関に山積みになっている荷物の中にある可能性が最も高いというのは虫の知らせなのか感じてはいたので,休日の朝に家探し.ドライブスプロケットについては比較的直ぐに見つかったのですが,ドリブンについてはなぜか2種類見つかりました.でも記憶と購入記録をメールの受信トレイからたどったところ,購入したのは530サイズであったはず.スプロケットの2つは厚みが違うようなので,530か525あたりと考えれば厚い方が530ということになります.スプロケットハブのピッチに合わせるとビンゴ.

チェーンのほうはこの車体用のチェーンはついぞ購入した記憶はありませんでしたが,私の記憶が正しければ530のチェーンを他の車体用に購入して在庫しているはず.ということで,全く違うパーツ入れの中を家探ししたところ出てきました.非日本製の530シールチェーン.一体何の車種のために購入したのか,なぜ長期在庫になったのか一切思い出せませんが,今回はこれを使うことにします.ちなみにこのチェーンはセットの中にカシメタイプとクリップタイプのジョイントが両方ついていたりしますが,カシメ工具は持っていないので今回はクリップタイプのジョイントを使います.

さて,探し物が見つかったということで早速作業開始です.まずドライブスプロケットから.スプロケットカバーを外したら錆びまくって痩せまくったスプロケットが.この車体についていたチェーンについては何やらでっかいドリブンスプロケットがついていて張力の限界まで引っ張られていた感じだったので,車体を入手して早いうちにグラインダーでぶった切った事もあり,このドライブスプロケットを目にするのは初めてだったりします.まあ外すのはすぐに出来て,新しいスプロケットをつけるのもそんな大変なことではありませんが,これではまだ取り付けネジにちゃんとトルクをかけることができないので,チェーンを張ってしまいます.

チェーンをグラインダーでカットして,クリップジョイントでチェーンを張ります.サイドスタンドの状態でドライブスプロケットのねじを締めこんだらチェーンアジャスターでチェーンを規定の振れに収まるように調整.スプロケットカバーを嵌めて追加でチェーンオイルを挿してチェーン周りの作業はこれで終了.

リア周りでもう一つやることが残っていることに気が付きました.リアブレーキです.これはもう本当に忘れていたとしかいいようがない感じなんですが,実はブレーキペダルを踏んでもスカスカで,いつかやろうと思っていたのですが,今の今まで手付かずであったのです.で,エア抜きだけでOKかな?と思い,マスターシリンダーのリザーバタンクを開けてみたところ,ここでも衝撃の光景が.まあフロントで一度驚愕しているので新鮮味に欠けるのですが,こちらもダイヤフラムのゴムが半分溶融してしまっています.この車体で悉くゴムが大ダメージを食らっているのはその理由がわからないものの,そうなるとブレーキキャリパーのシール類もダメになっているかな?とも思われ,ある意味恐ろしい感じでもあります.

で,結局このリザーバータンクも家探しの結果GPz400Fあたりの予備のリアマスターから部品取りできたので,滞りなく交換,フルードを入れエア抜きします.以外にもキャリパーのオイルシール,ダストシールに問題はなかったようで,すぐにエア抜きは終了し,ブレーキの利きやピストンの戻りも問題ないようです.こんな旧車のリアマスターリザーバータンクが在庫から探し当てられる状況というのもなかなか自分としてもうれしいやら悲しいやら.でもこれで本当に下周りは作業完了ということになります.ということであと少し上周りで作業して仕上げにいけるかどうか.ワクワクッ!

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