電装系をいろいろ対応(その1)

今回はいろいろわかっている範囲で電装系をやってしまうと思います.まずこの車体の電装系ですが,

・コネクタが保管時露出していたところはことごとくボロボロになっている.
・シート下の機器類はスターターリレーを除いてはありそう.
・バッテリがまだないので機器類が生きているかどうかは不明.
・配線はビニテが破れている個所が多いが,ハーネス改造はあまりなさそう.

いった状況です.

そこで,まずボロボロなコネクタの中で一番目立つタンク後ろにある4ピンと6ピンのコネクタをなんとか復旧します.このコネクタについては,ちゃんとしたものを購入することは出来ないわけではにのですが,オスメスハウジングと端子もついたセットものがごく一部のホームセンターで売っていたり,バイクパーツやさんで売ってはいるのですが,結構高かったりします.そこでヤフオクを探してみたところ,端子は無くハウジングだけで4ピン,6ピンの都合の良い商品が出品されていました.しかし微妙に純正とは違って,爪は無かったりします.まあこれは4ピン以上ということでそう簡単には抜けてこないし,配置場所がシート下ということもあって,そのような危険が極めて低いと思われたので,これをそれぞれ1ケずつ落札しました.

あとは車体側のボロボロのコネクタから端子を抜いて差し替えるだけです.端子を抜くのも結局ハウジングがボロボロなので端子の爪を押えようと精密ドライバーを突っ込んでみたら,ボロボロとハウジングが崩れて自然に端子が取れてしまいました.これはショッキングでありつつも何か当然の結果であるように感じられ,作業が思わず簡単に済んでしまい清々しい気持ちにさえなりました.あとはピン配置を間違えないように端子を新たなハウジングに差し,車体側コネクタに差すだけです.まあ相手側のコネクタハウジングは多少黄ばんでるもののまだ大丈夫そうですし,そう簡単に抜けてはこないでしょうから,これはこれでOKでしょう.

次はスターターリレーです.車体側のスターターリレーにつながっていたと思われるハーネスのコネクタを見たところ,良くある2ピンのコネクタになっていて,確かにヤフオクとかで出品されているz400GP用スターターリレーについて見てみるとこれに対応したコネクタがくっついていたりします.でもそのお値段はちょっと張るのでここは手持ちに何か代用できるものがないか探すところから開始です.案の定ですがニンジャのスターターリレーが在庫部品の中から比較的容易に発掘できたので,これを流用することにしました.というのもスターターリレーについてはスターターの容量が小さい方であって,サイズがだいたい同じであれば大概流用可ということがわかっていたからです.要は接点ですからね.

で,問題点はニンジャのスターターリレーはz400GPのようにケーブル,コネクタが一体ではなくなんか引っ掛かりもなく心もとないコネクタが本体についているだけなんです.これをなんとかしないと接続ができません.そのため,その固定が心もとないコネクタから中継配線を伸ばし,接続することにしました.まずニンジャのスターターのコネクタ側は無愛想な丸棒の端子が四角いハウジング内に出てきています.この棒のような端子の直径に合わせて丸ギボシの外形を細めて,程よい挿抜感が得られるように調整します.

あとはこの先に2ピンの端子を付けるだけなんですが,この端子は実は在庫があったりします.ハーネス側のコネクタの位置が悪く,ちょうどスターターリレーからの中継配線がU字を描くようにしか配置できません.実際コネクタを付けてみると,ちょっと太めを採用したケーブル自体の可とう性が低いため,スターターリレー側の端子が抜けてきてしまいます.これについてはケーブル側の端子を先ほど程よく潰したのですが,これを先端が少しラッパ形状になるように中間部をより潰し気味にして挿入し,ちょっとやそっとじゃ抜けないような形にして対応しました.一応テスターを充ててちゃんと導通しているようですんで,スターターリレーはこれでひとまず作業終了です.実際このニンジャ用のスターターリレーでセルが回ってくれるかどうかは バッテリを搭載してから確認というところになりますね.

さて,他にも電装系でやるべきところはあるにはあるのですが,ここら辺で小休止.続きは次回です.

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