フロント周りを一気に(その2)

フォークが車体についたところで前回終了しましたが,ここで少しさかのぼります.というのもフォークを車体につける前になんとしてもやってしまいたいことが一つあったのです.それはオイルクーラー.要は外装をライムグリーンにした時点でホイールと同じでこの赤いオイルクーラーは許しがたい存在であったわけなのです.オイルクーラーは車体から取り外すとオイルがたれてきたり結構面倒なので車体についたまんま塗装をしてしまおうというのが今回の趣旨.そのためには作業の利便性を考慮してフォークがない状態でやってしまうのが最善であったのです.

まずオイルクーラーの状態については小石が当たったようなコアつぶれがところどころありますからそれをマイナスドライバーを入れて丁寧に修正します.幸いにも全部の個所のフィンを起こすことはできましたが微妙な変形までは修正できませんでした.というのも起こして行き過ぎたところを少し戻してを繰り返していると,どうもアルミのフィンが挫けて割れてしまいそうで,怖い怖い.まあ風が通れば機能は果たすだろうということでここは深追いは厳禁と判断しておきましょう.

あとは脱脂して乾いたところで周辺をマスキングして,赤い部分のみを露出させたらミッチャクロンマルチで下地を吹きます.スイングアームを吹いたのと同じゴールドを3回程度吹いて,あとはクリアを吹いておしまいです.あんまり厚塗りすると今度は冷却性能が落ちてしまっては困りますので,ここも耐久性よりも機能重視です.概ね乾燥したところでネジ止めして,進捗としてはここでフォークを取付けるところに帰ってくるわけです.

さて,ここで本題のタイヤ交換になります.まずビード落とし,次にタイヤを外します.ちゃんと中性洗剤をリムに塗ったりして滑りを良くして作業をしたのですが,狭いリム幅に対して120/80がついているからか,はたまたタイヤの硬化が激しすぎるからなのかものすごくタイヤがホイールから外れにくいです.普通だったら1か所抜けたところで直径方向にタイヤを押し下げるように体重をかけるとムリンッてタイヤが抜けてくるんですが,全然そんな雰囲気になりません.しょうがないのでタイヤレバーをテコにしてホイールの内側に少し当たってしまうほどに体重をかけてようやっとタイヤが外れてきました.季節は初夏であったので,この作業だけで体中汗びっしょりです.で,外れたホイールを見てみると,タイヤレバーが意図せず当たってしまったところのゴールド塗装が残念ながら剥がれてしまっています.それも何か所かにわたって剥がれてしまっており,これはちょっと見栄えが悪すぎる.で,タッチアップしたいところなのですが,あいにくこのホイールを塗った時の缶ペンは残りがありません.しょうがないのでペイントマーカーのゴールドを持ってきてタッチアップしました.でもやはり色味が違うのでタッチアップしたとはいえ剥がれた個所は目立つは目立ちます.まあ,このまんま車体に取り付けてまだ目立つようであれば再度あの色味の缶ペンを買って部分塗装してしまいましょう.

ちょっとキリが悪いですけどここで次回に続きます.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT