フロント周りを一気に(その3)

前回はホイールからタイヤが外れたところまでという中途半端なところまででしたが,その続きということでいきなりタイヤを嵌めてしまいます.嵌めるほうはまだ新しいタイヤである上にリム幅にも合った純正サイズのタイヤなのでそう苦労なく嵌りました.実際ビードを載せるのもいとも簡単に載ってしまい拍子抜けするぐらいです.で,嵌めて車体に取り付けてみるとこのタイヤのバリ溝振りが顕著であることがわかります.もう8部山ってところでしょうか.ここんところホント紆余曲折ありましたが,結果オーライだななんて思うわけです.

では早速仕上がって久しいのに車体に取り付けられることなく首を長くして待っていたであろうフロントフェンダーを取り付けたいと思います.こうやって見るとタイヤとフェンダーの隙間が絶妙で,18インチのGPz400F用のフェンダーが取り付けられなかったのもうなずけます.ホイールの色もさることながら,オイルクーラーがやはり落ち着く色(といってもゴールドですが)になったことで,かなり落ち着いた印象になりましたね.タイヤの溝の深さもあって,かなりしっかりと仕上がったなと自己満足度もMAXです.さて,フロント周りを一気にやってしまいたいといいつつ,下周りばっかりやってきた印象があります.ここは上周りもしっかりやってしまいましょう.

というのも,どうしても手を入れておきたかったのがライトリムです.輸出仕様のめっき仕上げのライトリムがどうしても私のz-GPのイメージにそぐわないのです.ここはやっぱり黒に塗ってしまいたいところです.といってもめっきをはがしてからというほど大変なこともしたくないのでここはめっきの表面をペーパーで少し荒してから脱脂,ミッチャクロンを吹き,その上から黒,クリアを吹いておしまい.こうやって書くと簡単なんですが実はこの作業,フロントをアップしてからいろいろな作業をやっているあいまあいまに吹いては乾かしを繰り返してなんとかタイヤ作業の終わったところで完成したわけです.まあこういった並行作業は油脂分が表面についてしまったり,ついつい何かしらミスを誘発してしまいますが,意外に集中力を程よくキープするのに有用だったりします.要は根を詰め過ぎないという効果があるわけです.

で,メーターもある状態で黒いリムのフロントマスクになったz550GPを見ていると,なんだかタイムスリップしたかのような気分になってきます.ここでもオイルクーラーのゴールド塗装が効いています.なんだか落ち着く配色です.まあ実際走行し始めると汚れてきてしまう部分なんですが,まあいわゆる束の間の美貌に酔いしれます.

さて,国内仕様のz400GPと違ってめっき仕様であった部分がもう一つありまして,エアクリーナーボックスカバーも今回やってしまいます.実はここもこのフロント周り向けの長い作業の間に並行して塗装しておりました.まあライトリムとは工程が同じもんですから隣においていただけなんですけどね.で,こちらも車体に取り付けます.これでサイドビューも落ち着いた面持に変わり,なんだかヤル気倍増効果が出てきたようです.

ホイール関連で問題があったのはリアなので,実際フロントだけ出来上がったところではまだ問題解決した感覚はまだありません.従って早々にリア周りも同じく早々に終わらせてやらないといけませんね.

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