ホイール,スイングアーム塗装(その2)

前回はスイングアームまでをやりましたが,今回はホイールです.GPz400のときに一度やっているので作業の詳細や作業中の写真は割愛しますが,あのときはリアホイールが最初っから全体に白塗装が載っており,それを剥がさないでやりたかったので,タイヤとの際をマスキングしてホイール全体をゴールド塗装したのですが,今回は純正の赤塗装の際の所までを塗装し,リムは地色のままでいきます.また,塗料については前回のものがちょうど切れたので他のメーカーのものになってしまいますがそれを使用します.

まずウィークデーの夜間におもむろにホイールの掃除から開始します.米国の砂漠地帯(と勝手に想像している)に長く放置されていた経緯もあって,ホイールリムは腐食などなく,なかなかきれいな状態でした.まあボンスターで磨いて,ペーパーをかけて脱脂をして下地処理は終了.前後マスキングをして1日目は終了.

次の日は雨が降ったので1日空けてその次の日,塗装にかかります.前回のGPz400の時はホイールを立てたまんま乾燥させて一部垂れてしまったので,今回は吹いた後にタイヤ交換の時に使う木材を組んで作ったホイール台の上にのせて塗装面を上に向けて乾燥します.ちなみにこの台が一つしかないので,塗装はホイール1つずつということになります.多少面倒ですが,これは致し方ないところです.

で,ミッチャクロンマルチが乾いたので,ゴールドを載せていったのですが,この塗料はどうもスイングアームを塗ったゴールドと随分色調が異なります.どっかでみた感じだなと思ったら,空冷Zで有名なハヤシキャストのゴールド色に極めて近い感じで,z400GPのライム向けのゴールドとは明らかに違います.といってもせっかく購入した塗料を使わないのはもったいないし,まあ色的にハヤシキャストっぽいならばそれはそれでよいのでは?といつもの楽観思考の元敢行します.最後にクリアを塗っておしまい.GPz400のときはこのクリアを塗らなかったので,タイヤにロックを掛けたらその部分が少し剥げてしまいました.まあ乾燥は約2週間やったんですが剥げてしまったのでやっぱりクリアの有る無しが効いているのではと思い,一応吹いてみました.作業時間的には今回表裏同時進行したので,意外に早く1本終了.でも乾燥させたいのでとにかくこの日はフロントのみやっておしまい.

次の日同じようにリアをやります.作業内容はフロントと同じ.前日までと同じということで結構手馴れてきて,あまり時間をかけずにリアは終了.ウィークデーの作業の甲斐もあり木曜日に作業終了したのですが,残念ながら夜間の玄関先でやったので良い写真がとれませんでした.ということで次の土曜日には晴れの予報だったので乾燥約2日になってしまいますが,まあ問題ないでしょうということで取付です.

取付を開始して一番初めはまずスイングアームからなんですが,ここをやるときに手順が悪く,リアサスの下部リンクの取付ブラケットや上部のリンクとの締結で結構手間取り,また泥除けパーツの取付方向を間違えたりしてやり直しがありました.その時にマフラーやなんかと接触してしまい,いきなりきれいに仕上がっていた塗装面に傷を入れてしまいたいそう凹む私.まあ気になるようであれば後でタッチアップでもしておきましょう.ネジに関してはアメリカ人の力ほどではありませんがそれなりにグリスアップするようなところはそれなりにして,動くのしなやかさを確認しながらまあ日本人のできる限りの力でしめるべきところは締めました.あははは.

お次はホイールです.まあホイールはいつも着脱している部分ですのでいいんですが以前はスプロケットが48丁のものがついていて異様にでかかったので,これを純正の41丁にする計画です.でもまだスプロケットは購入していないので,これを外すかどうか悩みどころ.ちなみにチェーンは錆まくっていたので分解時に切断してあって,このスプロケットがついていてもなくても問題はないわけで ,結局のところスプロケットは取り外してしまうことにしました.このネジもなんかアメリカ人の怪力で締められていて,結構取り外しに苦労しました.また,何でかわかりませんがハブから出ているねじが先端が切断されていまして,どうも普通のネジをねじ込んでネジ頭だけ切断したかのような出来上がります.恐らくアメリカにメートルサイズのスタッドボルトが売っていなかったんでしょうね.

さて,気になるホイールとスイングアームの色味の違いはどうかということになりますが,これはまあ許容レベルといってよいかと思います.もともとリア周りなんてあんまりしげしげと見ないですし,まあ純正っぽさを出しながら少し違うってのは私のどちらかというと好みな線ではありますので.といいつつこうやってみるとスイングアーム取り付けるときについた傷が少し痛々しいですね.これは早目に何とかしないと.

リア周りが終わったら車体が引き回せるので,車体を出してフロントホイールを取り付けます.元々ついていたものですので特に難しいこともなく装着が完了しました.前後のホイールがゴールド化され,違和感が唯一オイルクーラーだけになりました.ちなみにゼファーなんかでは標準装備のオイルクーラーですが,この当時国内モデルであるz400GPにはオイルクーラーは標準ではなく後付けオプション対応.z550GPは多くの地域で標準装備であったようです.z550GPのライムグリーンというのは純正色に無かったような気がしますが,当時国内で多く見たライムグリーンのz400GPは一部ゴールド塗色のオイルクーラーをつけていたような気がします.あれがメーカー純正のものであったのか後で塗り替えられたものなのか定かではありません.でもすぐにコアが汚れてしまって,以前からあんまりゴールドはよろしくないなとか感じていたので,この面積であれば多少赤あってもいいかな?なんて思います.まあ近くにフェンダーやタンクといったライムグリーンのモノがないのでそうも感じるのかもしれません.実際付けてみて我慢できなかったらその時考えましょう.

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