キャブが何だか不調に

光量のトラブルはありましたが,なんとか車検も3年満期で取れ,公道走行可能になった我がz550GP .然して大きなトラブルは無く距離を結構伸ばしていたのですがとある寒い日にエンジンが十分あったまったところでアイドリングを少し低めに合わせようとしました.すると一気に回転が下がりあわやエンストか?という感じになったので急いでアイドリングスクリューを戻したところ,回転は少し上がったのですが,そこからいくら回してもアイドリング調整ができなくなってしまいました.回転が高いままで約1700回転で調整不可に陥ったのでそのままうちに帰り,キャブの周りをしげしげ眺めていました.でも変なところは外観上見えません.で,アイドルスクリューの根本を指先でたどったところ,なんか変な方向にアイドリングスクリューが伸びて行っています.う〜ん,アイドリングスクリューが壊れたかな?

で,キャブを外してみたところ,写真のような状態.アイドリングスクリューの中の撚り線が露出し,酷いキリモミ状態になっています.どうも,アイドルスクリューのネジ穴の摺動抵抗が高いのに急激に回したおかげで,古くなっていた被覆が一気に裂けてしまった感じ.私もこんなのは初めて見たのですが良く考えると自転車のブレーキワイヤーとかの被覆がダメになるとこんな感じになるので,ある意味理にかなった壊れ方と言えます.確かに熱に晒される部分ですし,樹脂部分が逝かれやすいんでしょうね.

幸いにもこのアイドリングスクリューは他のGPz400F用部品取りキャブから在庫流用できましたので,今回はアイドリングスクリューのみ交換.交換したものについてはまだ大きなヒビは入っていませんが,新品ではないのでどれほど持つものなのかは不明.でも一応ワイヤー内にオイルを挿しておき,前のものよりはかなりスムースに動くようになりました.

取り付けてエンジンを掛け,高めにしてあったのを大体1300回転ぐらいにして試運転に出かけます.途中信号で何度か停止したところでアイドリングスクリューをいじってみて微調整が可能かどうかを確認.前より確実に調整がしやすくなり,今回はこれで作業完了となりました.

といっても,いざというときに部品取りキャブがあるというのは心強いものでして,こういった機会が多ければ多いほど使うかどうかわからないパーツの処分に消極的になってしまいます.こういった図式からどんどん雪だるま式にパーツが増えていってしまっているのを目の当たりにしてしまい,反省していいやら今後在庫スペースを拡大するのがいいやら(ないわ!)ホント悩みどころです.

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