ニュートラルランプをなんとかしたい

最近ニュートラルランプが点いたり点かなかったりするようになりました.その頻度が徐々に上がって来ていて,始動時や乗り始めは良くってもふと停止した信号で目をやると点いていなくって焦るといった感じ.で,点いたり点かなかったりするというのは恐らくインジケーターの球切れではないだろうということになります.

ということで在庫にあったGPZ400Fエンジン(そんなもんあるんか〜いっ?)からセンサーだけ抜いてきて交換してみました.まず取り外したセンサーは見た感じ全然問題なさそう.圧縮が出ていなかったり結構走行距離が長そうなエンジンとみていたので,先端が摩耗していたり,破損していたりしていないかと思ったのですが,ほぼ問題なさそう.で,取付に関してワッシャの厚みが適正でなければそんなことも起こるかということで,ワッシャごと交換してみたのですが,状況は変わりません.う〜ん,どうもセンサーではなかったようです.

ひとまず次疑うべきはハーネスということで,センサーの線をたどってテスターで当たってみます.で,メインハーネス側は問題なし.あとはメーター側になります.ということでメーターを外した状態であとは部屋に持ち込んでチェックしていくことにします.ひとまずインジケーターのバルブが切れていないかをチェックして,バルブを抜いた状態でソケットとその対になるコネクターの黄緑色の端子をテスターで当たってみました.するとこれが導通したりしなかったり.どんなときに導通してどんなときに切れるかというと,これが少しでもハーネスが曲がった時には切れるという感じです.その曲げにより切断の一番顕著なのがちょうどタンクの前の方のラバー受けのあたりに挟まる場所で,よく見るとハーネスのゴムカバーが破れていたりします.その中の配線は切れていないようなのですが,このニュートラルランプ用のケーブル以外のケーブルに傷がついており,明らかに一度タンクでこのハーネスを挟んでしまったような形跡がありました.

ということでハーネスのゴムカバーを割いて中のケーブルを取り出し,さらにテスターを当てて,ニュートラルランプの黄緑色ケーブルのどこが破損している可能性があるか探り当てました.ちょうどそこを指で触ると,腰がなく左右から引っ張ると少し伸びてしまいます.恐らく中の銅線はすべて破断しているものが,まっすぐだと接触し,少し曲げると引っ張られ接触不良となるんでしょう.

ということで,この部分を切断し,口出しして熱収縮チューブを通して半田付け,あとは熱収縮チューブを収縮させ,テスターを当てて確実な導通を確認したら作業は終了.メーターを車体につけてみたら今度は多少引っ張ろうが何をしようがニュートラルランプが切れるようなことはありません.最後にタンクでハーネスを挟まないよう注意して作業終了.まあ前回ハザードをなんとかしたいということで左ハンドルスイッチを抜いたりしたので,その着脱時にタンクでハーネスを挟んでしまったのかもしれません.もうちょっと注意しながら作業すればよかったと反省しきりです.

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