テールカウル,サイドカバー補修(その1)

先にテールカウルとテールランプの異様な隙間をなんとかするということで頻繁にテールカウルを着脱していましたが,実はとある事情があって本来進めてしまいたいことができないということもあり,もうこうなったらテールカウルを先に補修してしまおうと思います.で,モノはついでということで,サイドカバーも一緒にやってしまいたく,構想を練ります.で,今まで車体色をどうするかあんまり触れてきませんでしたが,やっぱり思い入れのあるライムグリーンにすることにしました.これは大学時代のお友達Tくんが乗っていたという点とやっぱり私の遺伝子に染みついているライムグリーン体質(←なんじゃそれ)によるものです.

でもこの車体,テールカウルは写真のような状態で,赤なんですが塗装面はほとんどささくれ立っていますし,まあ補修対象として少なくともその存在自体あってよかったという感じなのですが,あいにくサイドカバーは左右とも欠品していますので,補修するにせよその素材をお取り寄せしなければいけません.まず一番気にしたいのはこのサイドカバー,ちゃんと車種名の入ったデカールがついているので,これを重視してz400GPでも入手できない上に,z550GPという世の中に存在しえない欠品デカールをわざわざ1から自作するようなことがないように,せめてデカールの車種名部分だけでも健全な状態であるライムグリーンの補修素材でないといけません.ということでかなりニッチなターゲットであるためにこの入手にとても時間がかかりました.

出品されているサイドカバーはたいがい赤,黒のいずれかのものですし,その赤黒は限定色のライムグリーンとは違い浮彫りのプラスチックエンブレムにZ400GPと入っています.一度はこのエンブレムを入手してみようかと画策し,ついにZ550GPのエンブレムが1対出品されたのでウォッチしていたのですが,最後には私のはるか手の届かない価格にまで暴騰してしまい,あえなくその案は却下となってしまいました.まあライムグリーンは純正ではデカールなのにエンブレムでお茶を濁すというのもなんだか気持ち悪いと思ってはいましたので,ここはデカール改造にこだわるべきなんでしょう.(半分負け惜しみ)

で,そこからほどなくしてまず右側のライムが出品されました.しかしあいにくz400GPのもので(z550GPのライムって純正で果たしてあったんでしょうかね?),下の取り付け穴部や後ろのテールカウルに差し込まれる部分が欠落,デカール部が一部剥げていたりしたものです.私にとってはかなり高額な出品ではありましたが,これを泣く泣く落札.

またここからほどなくして左用は定番の裏のダボピン折れは1か所なものの,奇跡的に下の取り付け穴部はちゃんと存在.でも有ろうことかデカールの青,白部を含んでエアクリをカバーする部分に30mmぐらいの穴が無造作にあけられているものが出品されました.これが高い価格である割りにそんな程度なので何度か流局して,その間に他の出品もなかったもんですからこちらもしょうがなく,三つ穴ありの左用を落札しました.まあ落札価格は高いですし,補修個所も思っていた以上に重いものではありますが,当初の予定通りデカールの車種の部分はz400GPではありますがちゃんと健全なので,これを素材として補修を行っていきます.

で,いろいろやらなければいけないことが多くまとまった感じが出ませんので,申し訳ありませんが補修作業を順を追って箇条書きにして,少しでもわかりやすくまとめてみます.

<右サイドカバーの下側取付部の再現>

ここは紙粘土を使って左側の取付部を型取りして,そこにエポキシ樹脂を流し込み形状を作った後,裏側からグラスマットを敷き,またエポキシ樹脂で重ね塗りして補強して形状を作りました.左右を重ねてみたら穴の位置が2mm程度ずれてしまいましたが,まあこの程度なら誤差範囲でサイドカバーのたわみでカバーできるか最悪あとで穴を拡げて対応できるでしょう.

とまあここまで書いたところで長々しくなってきたので,あとは次回に続きます.

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