ホイール関連でまたすったもんだ(その2)

さて,前回フロントのみやっておいてせっかくペアでリアに行かず一旦切ってしまったのは一つ理由があります.臥体がただでさえ大きなタイヤですので,送料を安くしたいあまり前後同時落札して確かに送料を安く上げたのですが,落札したリアタイヤはよく調べたらチューブタイプのものだったのです.もういったい何をやっているのかと自責の念を禁じえませんが,これをどのようにクリアするかがすぐには決まらなかったためにリアはおあずけとなってしまったわけなんです.

選択肢はこの時点で2つ.1つ目はこのままチューブレスのリアホイールにチューブを入れてチューブタイプのこのタイヤを使うこと.2つ目はこのタイヤはあきらめてチューブレスタイヤを新たに手に入れるかです.で,できればリアだけチューブタイプというのは避けたく,選択肢は2つ目で行きたいところなのですが,どうも110/90-18というサイズの良質な出品はただでさえ少ないのにちょうどこの時期5000円以下のものがほとんどなかったのです.この状態が2週間以上続いてしまい,もう我慢ができなくなってしまいました.

つまるところ新品チューブを購入してしまったのです.だって送料含めてその時点で出ていた良品と思しきタイヤの落札金額+送料の約半額で済んでしまうというのが決め手なんですもん.というわけで到着した次の週末にはこのチューブをリアホイールに仕込み,チューブタイヤに交換します.交換自体はチューブをホイールに仕込むのが少し面倒で,ねじりなどが入らないかとか,チューブに傷がつかないか結構気を遣いましたので,時間がかかってしまいはしましたが作業はそれなりにスムーズに進み,エアを入れておしまい.さて,車体にホイールをとりつけましょう.

でも元ついていたホイールを外して,ブレーキディスク,スプロケットハブを移植していたところ,ここでトラブル発生.スプロケットハブ,ハブダンパーが新しいホイールに移植できません.よく見たらホイール側のハブ形状が新旧で異なります.元々z550にはシャフトドライブのモデルがあり,他はほとんど同じでリアホイールやクラッチ周り,伝達関係の部分が異なるというのは理解しており,この車体はもちろんシャフトドライブではないですし,国内向けのz400GPであれば問題なく流用できるものと思い込んでいたのです.しかし今目の前にあるホイールは明らかにハブの中身の形状が異なります.う〜ん,確かにパーツリストなんかも持っていないし全然確認するすべはありませんが,z400GP,z550GPシリーズの中に年式あるいは仕向け地により微妙に部品が異なっているケースがあったとしても不思議ではないですね.

さて,もうこうなったらせっかくタイヤ交換までしましたが,このリアホイールを車体につけるすべを考えるか,あきらめるかを決めなければいけません.まずこのz400GPのホイールを車体に付けるためにはハブ,ハブダンパーと,もし軸方向の取り合いが違ったならは,スペーサーも購入しなければいけません.少なくともヤフオクをその時点で覗いてみてもリアハブ周辺部品のみを売っているケースは皆無.待っていてもいつになったら出品されるかは一切わかりません.新品はもう廃番かあったとしてもバカみたいに高いでしょうから却下.となるとやはりこのホイールを流用するというのはかなり高いハードルがいっぱいあるような気がします.

で,それに加えて問題はフロントです.フロントはちゃんと取付られるわけですが,同じゴールドといいつつも元からついていたリアホイールの塗色とz400GPのフロントフォークの塗色があいにく微妙に違います.ということでここまで散々やり散らかした感じにはなりましたが,せっかくタイヤまで入れ替えて仕上げたホイールですが,前後とも流用はあきらめることにしました.結局元のホイールに使えそうな前後タイヤを用意してそれを使うことになりました.こうなるともうふりだしに戻るどころか,廃タイヤが2本増えてしまった分逆戻りしたかのような.自分のさんざんの判断ミスに振り回された挙句ちょっと脱力してしまいますね.とほほのほ.

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