異音対策

車検を取得したもののエンジンの4500回転から6000回転ぐらいまでで聞こえてくるコンコンコンという感じの異音.これが気になってその気持ちの良いライディングフィールのおかげで距離は伸びるものの,高回転までは回し切れていないのがとってもストレスでありました.で,エンジンの中で何かトラブルが起きているのではないかと疑いながら走ってみるのですが,それがひどくなるわけでもなし,ましになるわけでもなし.カワサキのエンジンでよくあるタペット音のカチカチとは明らかに違う音であり,これは大変なトラブルの予兆なのか?と心配する日々でありました.で,状況を整理すると

・冷間時は音がしない
・聞こえる回転数は決まっているが,アクセルオフ時は音が消える
・音が聞こえて回転が上がりにくいとかパワーが落ちるとかではない

という感じでしたので,webでゼファー関連で同じような悩みをお持ちの方がいなかったか?それをどう解決したか?を捜索してみました.まあエンジンがボロボロで音が出ているケースもありましたが,750や1100の方も含めて複数見つかったのはなんとマフラーの締結部からの排気漏れ.えぇ〜?そんなことあるの?と思い,自分の作業を思い出すと,エキパイを取り付けるときにスタッドボルトの破損を恐れてそんなに力を加えていなかったかも知れないというのを思い出しました.

で,早速エキパイの取付ボルトとあとはマフラーとの連結部のボルトを増し締めしました.写真に見えているネジの先がナットから出ている長さで行くとねじのピッチ1つ分ぐらいはそれぞれ回せることが出来ましたので,約1mmガスケットをつぶしたことになります.また,マフラーとエキパイの締結のところもオイルパンを外したりしたときに一旦緩めたりしたので緩めでした.こちらはねじのピッチ2条ぐらい回せたので2.5mmも締めこめたことになります.

さて,試運転です.少し回転を高めにしてオイルが温まるのを待ちます.大体うちから2kmぐらい走ったところで従来はコンコンコンと音が聞こえてきたのですが,今回は全くそれが聞こえません.そこから調子に乗って4500〜6000回転の間で常時パワーをかけて走り回りましたが,大丈夫なようです.ということで犯人は私.マフラーの締め付けトルクが足りなかったということになります.まあ,エンジンを開ける必要がないことがわかってこれで一安心です.

それにしても回転を上げて必要以上に近所を走りまくりましたが,ゼファーってのは走れば走るほど楽しいですね.実際の車重からは考えられないほどの軽快感でして,リアサスのせいでケツ上がり状態であっても結構バンクさせることが出来,クイックに曲がれたりします.中古タイヤのバージン領域を軽々と使えるようになってしまい,ちょっとバイクに乗るのがうまくなったような錯覚を覚えます.

ほぼこれで問題点はないと思うんですが,意外にはまってしまって近所しか走っていないのに距離がどんどん伸びていく不思議な車体です.あ〜楽しい.

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