まずはエンジン周り

車体が組みあがってきたということで,いち早くやりたいのはエンジンの開口部をできるだけ早く塞ぎたいということ.まあキャブ,マフラーについてはまだ先なので仮のまんまとして,他の開口部についてはできるだけ早く本チャンのパーツを取り付けて行きたいところです.ただ1つだけ,蓋をする前に中身がそろわないといけないわけなので,その部分をそれぞれご報告していきましょう.

まずは錆の浮いていたマグネットホイールです.まずはこのような状態になったとしても使えるものなのかどうかを確認して,使えそうであれば使うという方針です.初めにマグネット力を確認しましたが,それは十分すぎるほどありそうです.あとは錆のせいでバランスが崩れるほどになっているかを確かめるために,錆を落としていきます.かなり頑固な錆もありましたので部分的にヤスリを当てて落とすような局面もありましたが,2時間ほどかけて内外ともにさび色がほとんどなくなるほど磨いてやったところ,まあ肉が薄くなるほどの変化もなかったので,このせいでバランスが崩れるようなこともないということで,耐熱グリスを薄く塗っておきこのホイールは流用することに決定.あとは元々用意してあったゼファー用のダイナモカバーをガスケット共に取り付けてこちら側は終了.

次に逆サイドです.こちらはピックアップが元々ついていませんでした.しか〜し,このピックアップ,実は在庫があるんです.というのもGPz400Fを初めてやった時というのがゼファーのエンジンを流用して組んだわけなんですが,このときGPz400Fとゼファーではピックアップのセンサーの数と配置が異なっていたため当時GPz400Fのピックアップを入手して乾燥して仕上げたのです.その時に元々ついていたピックアップを後生大事に保管していたため,それを今回搭載することになっていたのです.このなっていたというのは実際あまりにも時間が経過していてピックアップが家の中のどこにあるかわからなかったのと,まだ使えるものであるかどうか不明であったということなのですが,多少ディープな家探しをしてこのピックアップを無事発見.搭載の運びとなりました.ちゃんとローターと取付ボルトなんかも一緒にとっておいたので,今回はホント取り付けるだけということで,こんなことがあるのでパーツって1つ1つに思い入れが強くなって捨てられないんですよね〜.

そんな感じでもう1つ捨てられなかったパーツが登場します.オイルクーラーについてはこれまたGPz400をやったときに純正のGPz400用は高額だったのにやっぱりオイルクーラーがないとね的なノリでゼファー用購入して,搭載寸前まで準備していたんですが,結局車体を売りに出すのに間に合わなかったということでお蔵入りとなっていたものをつかいます.で,この直前までというのが少し曲者でして,GPz400のフレームに取り付けるためにオイルパイプを少し曲げてオイルクーラー位置が高くなるように細工していたわけなんです.しかし今回は取付対象がゼファーになりますので,その曲げたオイルパイプは使えません.しかし都合の良いことに種車にはオイルクーラー本体は付属していなかったもののこのオイルパイプは入側,出側とも付属していたのです.したがって今回はオイルパイプとオイルクーラー本体は2コ1作戦で車体に取り付けましたまあフレーム側の取り付けねじ穴がさびていてネジが通らなかったり取り付けに際して苦労はありましたが,これで吸排気以外のエンジンの穴は塞がれましたので安心です.

まあ,何にせよこのエンジンがこのまま使える保証自体まだまだなんですけど,ひとまずは火入れできるようにしてみてからという行き当たりばったりなので多少のやり直しなんかは覚悟の上なのであります.

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