テールカウル、サイドカバー

今回は外装にいってみましょう.といっても以前ご紹介したものの続きからです.まずは補修途中まで進んでその後の消息が途絶えてしまっていたテールカウルです.これがなぜ途中で止まっていたかというと,以前ご紹介したとおりテールカウルの前の固定部分が欠落してしまっており,ここを精度よく復元するために車体に取り付けて取付穴を再現したうえで作りこんでいこうとしていたからです.

で,ようやく車体のほうが出来上がってちょうどテールカウルと稜線を合わせるべきシートも乗っかってきたので現物合わせでネジ止め部分を作ってみました.まあ左右ともに見事なまでに根元から欠落している部分でして,ここをプラスチックで継ぎ足していたらすぐにまた折れてしまいます手間もかかるのでホームセンターなどで市販のステー用アングルプレートの角度を合わせてエポキシ接着剤とグラスファイバーでしっかりと接着してこんな感じになりました.

あとは塗装ですが,デイトナの火の玉カラー用の缶スプレーで仕上げます.で,こんな感じでオレンジの部分をマスキングの上で塗装したところなぜか下地がしわになってしまい敢え無く失敗.どうも下地に残したペイントショップの定番塗り部分のうち黄色い塗料の部分がとある条件で上塗りした塗料でしわが発生してしまうようです.まあ起きてしまったものはしょうがないので一旦乾燥させ,しわになった部分を塗装剥離して再び茶色い部分から塗りなおします.で,再度のオレンジ塗装ですが,はじめはなんとかうまくいったように見えました.でも1週間乾燥させたところでみて見ると前ほどではありませんがまたしわが発生していました.まあ塗装がひび割れて下地が見えたりまではしていないので,もう根気が潰えてしまったこともあってこれは一旦このまんまでひとまず完成させることにして最後クリアを塗っておきます.

あと,ここでついでにサイドカバーも仕上げておきます.火の玉カラーで進めるのであればこの部分は純正ではなく社外のZ1,Z2風形状のものを購入すべきなんですが,そこまで私もこだわりはなく結局純正を塗りなおすことにしました.元材料はワインレッドのもので傷,割れもなくすこぶる美品なものです.ちょっともったいない感じもしますが他に入手したものは純正のZEPHYRの立体デカールが貼られていたりしてはがすのが面倒くさいので今回はこの勿体ない感じがする素材をそのまま使用して火の玉用サイドカバーを製作しました.

というわけで乾燥を待ってテールカウルなど外装を一そろい装着してみました.こうやってみるとやっぱり火の玉カラーってかっちょええですね.でもこのテールカウルとシートがついた状態で一つまだ問題があったりします.それはそれで後ほどご紹介していこうと思います.

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