電装を少しいじる

意図せずフレームを買い直すハメになりましたが,事態は急を要しますので,以前のように引き取りに行ける距離からの出品に限定していてはまた時間がかかってしまいます.ひとまず購入するにしても次の週はフレーム待ちの状態になってしまいますので,この状態で手を入れられるところはやっておいてしまいましょう.といってもせいぜい部品を購入しないで出来る範囲に限定されますので,外装か電装系ぐらいしかなくそのうち今回は電装系です.

で,車体をばらす時にさんざんわかっていたことですが,この車体,とにかく電装系を悉くいじられています.一通り列挙すると下記のような感じです.

・右ハンドルスイッチはライトスイッチが追加されいる.
・デジタルセンサーなんかも増設されている.
・シガーソケットが増設されていたようだ.
・ETCも撤去されているが電源を取っていたような形跡がある.
・盗難防止センサーも今は撤去されているが以前はついていたようだ.
・ウィンカーが社外だけど端子がめちゃくちゃでとにかく腐りまくっている.

といった感じですが,とにかくメインハーネスのいろいろなところから意味不明な分岐が取れらているか,それを元に戻したような跡がたくさんあります.

写真はそのほんの一例です.テール周りのハーネスがこんな感じでした.一応塩ビテープは巻いてありましたが,おかしいところがあったのでひんむいてみたら中で灰色のケーブルがなぜか2か所で継ぎ足されていました.しかも銅線をひねっただけです.長さを見るとどうも分岐をした箇所を元に戻した時にこのような作業をしたようですが,銅線ひねっただけってあんた小学生か?と思います.中学生以上は最悪でも半田付け+収縮チューブだろうと思うわけです.ちなみに写真の赤黄のケーブルは施工済みです.こんなところが各所に隠されていると思うと気が重いですがひとまずおかしいと思ってひんむいて見つかったところは片っ端からシールドのブッシュを入れて端子で接続し直しなおしました.

あと,メーターについてですが使えそうに見えて後で使えないことがわかるのは嫌なのでチェックとクリーニングをしておきました.一応スピードメーターについてはいつも確認に使っている角棒をギアのところに突っ込んでスムースな針の動きを確認.まあタコメーターなどはとにかく電装に火入れしてから確認することとして,外観から腐食や破損がないことを確認できたので,次は外側です.一応カウル内に装着されるのでそんなに気にしなくってもいいんでしょうけど,めっきのカバーをボンスターで磨いてみます.写真は右側のみ磨いた状態ですが,まあカウル内に隠れるんだったらこれぐらいでいいんじゃないの?というレベルまでにはなりました.

さて,元々車体が丸ごとの状態で入荷したこともあり,入手してすぐにバッテリを捕充電してみて,充電できていそうだったので,セルを回してみたところ,全く反応しませんでした.試しに直結してみたところキュッと半クランクぐらい回ってあとは回らなくなってしまいました.こりゃスターターリレーをセルモーターあるいはエンジンが焼き付いている可能性があるかも?ということでまずは入手しやすいセルモーターとスターターリレーを入手しておいたのです.で,そのセルモーターの効果があるかどうかを確認しておきます.で,元々のセルモーターを外してバッテリに直結すると回ります.でも少し弱弱しいような気がします.で,新しく入手したセルモーターについてもやってみましたが,結果は同じ.で車体につけてやってみたら結果的にはまたキュッといったまんま動かなくなりました.おかしいな?と思ったので,バッテリを再びチェックしてみたところ,もう電圧が下がって来ています.恐らくバッテリがダメでセルがまわらなかったようで,この新しいセルモーターは全く無駄になってしまいました.先にこの確認をしてバッテリが怪しいと特定しておくべきでした.とほほほ.一応ちゃんとしたバッテリがない状態で久ランキングがOKかどうか確認するため,ポイントカバーを外してクランクを回してみましたが,一応手で回せました.焼き付いてまではいないようで,エンジンはなんとかなりそうです.でも赤いテープが示す通りなのですが2回転のうち3回まではプシュッという音がしますが,これが4回ではないのが気になります.どうも1気筒だけ圧縮が出ていない可能性がありますね.

ということで,少しずつやるべきことがわかって来たと同時に,それがわかる前に部品を購入しないほうがいいなと反省する私ではありました.

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