ハンドル交換

火入れが終わってすぐに車検とはいかなかった理由が,ハンドルです.今回はそのハンドルについてと少しダメ部分を直していきます.

元々車体についているハンドルは色々気に入らないところがありまして,なんとか交換してから車検を受けたいなと考えていたのですが,そのハンドルのどこがいけていないかというと

・あまり似つかわしくない赤アルマイトでしかも退色している.
・ハンドルブレイスもついているものの,これも退色している.
・両端がぶった切られていて,なぜかグリップエンドより少し短い.

といった感じ.もちろん返納書に書いてあるハンドル幅よりも相当短く,車体幅が違うというところで,また写真を撮られたりするかもしれませんし,ハンドルエンドにウェイトがないと変な振動が起こるかもしれないので,やはりここはハンドルを替えてしっかり仕上げたいと思います.

で,どんなハンドルにするかですが,社外品のヤフオクで売っている安いやつにあまり好みのものはありませんでした.唯一中古の曲がっているやつとか含めてまとめ売りをしているものの中に一つだけ気になるハンドルがありまして,それを購入して使うことにしました.といってもそのハンドルが曲がっていたらNGなんですが写真を見る限り修正するほどの曲がりはないように思えました.結局そのまとめ出品のハンドルは5本あったのですが,そのうち1本が曲がりありでした.幸いにもその気になるゴールドのハンドルは曲がっていないようで,写真で見た通りとてもきれいな代物でした.また,そのハンドルにはエンドにちゃんとウェイトを取り付けるねじ穴が開いていたので,恐らく何かの純正ハンドルなんでしょうね.

ハンドル交換そのものはスムーズに作業が進み,元々ついていたものを外して代わりに自作ハンドルウェイト取付,ほぼ返納書の数字通りのハンドル幅になりました.ハンドルの高さは純正よりも少し低めで,まあニンジャの750Rとほぼ同じようなポジションかもしれませんが,ビキニカウルにちょうど合う感じでお気に入りです.何よりイエローの外装職に対しこのゴールドのハンドルはすごく似合うな〜とか自画自賛なのであります.

この後,少しまたエンジンをかけて様子を見ていたら,今度はなぜかエンジンのヘッド周りにクーラント漏れが.えっ?ヘッドからクーラント漏れってまさかエンジンの中から吹きこぼれたのかな?と思って顔面蒼白になりました.だって,いくら水冷エンジンと言ってもクーラントはカムプラグの下のあたりまでしか来ていませんし,そうなるとヘッドカバーの中がクーラントで満たされて溢れて漏れているのでは?と最悪のケースを考えたわけです.

でも冷静になって漏れている状況を確認してみるとステムの根っこのあたりでヘッドカバーにクーラントが垂れて,それが左側に流れてきているだけのようでした.ステムの根っこといえばここにソレノイドがあります.もしかしたら!と思い,再びタンクを外し,ソレノイドにつながっているホースクランプを確認したら,どうもラジエター行きのホースが緩んでいるようでした.むしろ緩んでいるというより締め忘れに近いようなレベルではありましたが,ここを締め直してキャブのフロート室に残っているガソリン分だけエンジンを回してしばらく放置して,漏れがないのを確認.ということで謎のクーラント漏れはなんとなく解決.

タンクを外したついでに,また1点気になっていた部分を修正します.それはキャブの燃料ホースの取り回しです.というのもZRX1100のキャブとニンジャのキャブは似ているものなので,燃料ホースの取り回しも当然同じであろうとキャブから上に向けて伸ばしていたのですが,燃料コックのほうが下向きにパイプが伸びていて,ホースが屈曲してしまいます.よく考えるとホースの長さもかなり長く,キャブを購入して届いた状態では下向きに伸びていたことから,ホースの純正の取り回しは下向きが正解であろうと考えたのです.ただ,タンクを外しただけではこの取り回しを変えるのは非常に困難なので一度キャブを外して作業します.

最後にタンクを戻して再びエンジンをかけて問題がないことを確認.これでやりたいことをすべてやり終えたことになります.これで次回はいよいよですね.

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