ヘッドライト周辺

フロント周りがタイヤもエアが抜けきっていてまだなんですが,ヘッドライト周りをやってしまおうと思います.というのもこのフレームが一つ問題点を抱えているのがわかったからなんです.それがいろいろ取り付けてしまう前にやってしまいたいことでして,それをまず先にということなんです.

実はこの車体用に購入した書付フレームについては1点,純正と違うところがあって,どうやらフレームマウントのカウルを装着するためのステー受けがステムに溶接されているのです.このステー受け,ZRXにニンジャのカウルを付けるときの定番改造のようなんですが,私はいくらニンジャが好きとはいっても,このZRX1100にニンジャのカウルは付けたくありません.やっぱりZRXはビキニカウルが似合うと思うわけです.で,そのビキニカウルを装着するとヘッドライトバルブのコネクタがもろに干渉してしまうわけです.

で,思い切ってこのカウルステー受けをグラインダーでぶった切ってしまいます.作業の際はいろいろ火の粉が飛んだりしますのでいろいろ養生して行いますが,時間にして1分以内でこの分離と,エッジになってしまった部分を丸く加工してハーネスなどを傷つけないようにします.まあ1cmぐらいは残しておきましたが,これだと全くハーネスやコネクタには干渉しなくなりました.あとはミッチャクロン,黒塗装ということである程度の錆止め効果が期待できそうになったところで終了〜.

さてフレーム側の問題点がクリアになったということでライト,ウィンカーとかはつけておこうかなということでライトとライトステーASSYは車体に取り付けました.ハーネス側のコネクタを付けた状態でフレームのぶった切ったステーとの間のクリアランスも問題なく,ライトについてはこれでOK.次はウィンカーです.車体についていた社外ウィンカーは,カバーの間にウレタンリングなんかもなく,雨水が入りたい放題で,中も錆だらけでした.レンズを止めるネジも錆で固着しており,途中で折れてしまいましたし,バルブが錆々で崩壊寸前.

こういった作り込みの甘さが社外ウィンカーの悪いところなんだよな〜とか思いつつ,既にウィンカーはなんと社外ウィンカーを調達済みであったりします.というのも全くのコピーではないもののカワサキ用と銘打って,ZXRやZX-9Rで使われていたもののコピー製品がアマゾンで売っていたため,それに飛びついてみたんです.魂胆としては,これを種にしてダブル球仕様に改造しようと考えていたので,それほど高い品質は求めていなかったんですが,結果的に大失敗でした.

・バルブが21Wと書いてあったのに10Wが入っていた.
・そのバルブも外そうとするとガラスのみ外れてきて崩壊.
・もちろん防水のウレタンは無し.
・レンズの取り付けネジを外しただけでレンズが割れてしまった.
・カワサキ用といいつつギボシの形がミスマッチ.

など不都合のオンパレード.金返せといいたいところですがあまりにも壊れたので悪意を持って壊したとか思われたくないので,ここは泣き寝入りしましたが,やっぱり社外ウィンカーってのは所詮こんなもんなんでしょうか.良く考えたら初めてお金を出して購入しましたが,良い勉強になりました.

ライトがOKになったら次はカウルを付けることになるんですが,まだフロント周りでやることがあるので,それは次のステップにするとして,カウルがついたらやりにくくなる作業として一つ,ハンドルスイッチとアクセルグリップをなんとかすることにしました.ハンドルスイッチは左側は問題ないんですが,右側はハイスロがついていたのか薄いものに交換されています.これにライトスイッチとかがついているので,フロント周りのハーネスにいろいろ分岐されていたりその復旧も必要だったのですが,これをノーマルに戻したいので右ハンドルスイッチは購入しておいたのです.

ただ,この購入したものは他のものと抱き合わせ購入したのと,破損品というコメントつきで購入したもので,補修を前提として購入したのでした.で,具体的にどこが壊れているかというとセルスイッチの上のカバー部分が欠落してしまっています.何をするとこういった壊れ方をするのか甚だ疑問ではありますが,これをしげしげ見ているうちに待てよ?と思いついたことがありました.以前ハンドルスイッチの在庫を整理していたときに,ちょうどこのタイプのハンドルスイッチの前半分だけというのがあったのを思い出したのです.なんでそんなものを入手したのか一切覚えていませんが,あるものは使いたいという一心で在庫の入った袋を物色したら,底の方からそれを発見.補修をすると少なくとも数日かかっていたところ,体よく交換のみで対応できることになりました.こんなことがあるんでなかなか部品って捨てられないんですよね〜.

もう一つ,スロットルホルダですが,これは同じく在庫をあさってみたら両引きタイプで非貫通のものが見つかりました.この先両引きアクセルワイヤーで非貫通のハンドルの車体をやることは可能性が低いので,なんとかこのホルダーを使えるようにしたいと思い,エンドの部分をドリルで穴拡大して,あとはカッターで徐々に拡大していき,貫通タイプに改造してしまいました.一応内側への出っ張りがないように気を付けましたので,ハンドルとの間の摺動は問題なし.ということでこのスロットルホルダに新しく購入したグリップを取り付けます.もともとは自転車のグリップがついていましたから,この見栄えの向上は半端ないモノがありましたが,とにかく右ハンドル周りは終了.

さて,ウィンカーについてはもうダブル球のニンジャ用からソケット周りを流用してなんとか左右準備できまして,カウルが取りつく前まではフロント変わりが完成.いろいろ新品の部品で痛い目にあったり,ジャンクパーツの流用でなんとかなったり紆余曲折がありましたが,ここまで出来上がったということで感動もひとしおなわけです.

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