テールカウルの補修

車体が組みあがって一応ハーネスも通して電装系がついているのでできるだけ雨風を防げるようにしておきたいところ.したがって早速外装に着手します.で,まずシート周りを広範囲に覆えるテールカウルからです.車体についていたテールカウルはどうも上にボックスが乗せられていたようで,ステーを通すのか何の目的だかわかりませんが,ところどころ穴が開いていたり割れが走っていたりします.色は例のグリーンメタリックですが,どうもこれはバイク,車用の塗料ではないようでところどころ剥がれがあったりします.まず今回外装については新たに購入してしまうとまた場所をとる捨てられないパーツが増えるだけなので,ここは何としてでも補修することにします.

で,いつものように欠落している部分を再現します.破断面をカッターで荒らしてから表面側をテープでラフに成形したら裏側からエポキシ系の2液接着剤を流し込み,面をまず作ります.そこに裏側からグラスマットで補修できるところは補修して置きます.約2日放置して接着剤が完全に乾いたらパテで表面を埋めて,2日ほど開けてパテが乾いたら表面を整面して,そのついでになんか弱弱しい緑の塗装をひとまずカッターでスクレープしたりペーパーでこすって除去します.その下のサフェイサーは結構まともなようですので,表面から緑がだいたい消えて面が整ったところでプラサフを吹いてしまいます.

さて,何色に仕上げるかをここで考えておかねばなりません.で,やっぱりZRX1100といえばライムグリーンだよねということで,ほとんど気持ち的にライムグリーン,それも初期型の白のラインが上になっているのにしようと固まっていたのですが,だんだん天邪鬼な気持ちになってきました.どうも最近ライムグリーン比率が高すぎてなんかつまらない感じがしてきたのです.で,やっぱり純正とは違うけど純正っぽい塗装をやってみたいということになりました.となるとちょっとした色違いがよかろうということで,ライムグリーンを他の色に変えることにしました.という考えの元スプレー缶の保管箱を見てみたら,偶然有ったカーニバルイエローの缶ペン.あっ!これかも?と思ってZRX1100 イエローでWEBを検索してみたところ,ちょうどこのカラーリングに近い感じで仕上げられた車体の写真がいくつかありました.これが一気に気に入ってしまい,塗色は初期型のパターンでカーニバルイエローで行くことにしました.でも生憎手持ちの缶ペンは保存期間があまりにも長すぎたのかブシュブシュと勢いのないスプレーがでるのみ.仕方なく急遽ホームセンターに行ってカーニバルイエローの缶ペンをいっぱい購入しにいきました. 一応プラサフは塗ったのですが,その塗りが薄かったのかなかなか色むらが消えきらず,結構テールカウルだけなんですが缶ペンを多めに消費してしまいました.乾燥を1週間確保してラインパターンをひいて,紺と白の間にゴールドのカッティングシートから作ったラインを貼ったら上からクリア,ボカシ剤を吹いておしまい.

グラブバーについても傷がついていたりしたので黒で補修したらテールカウルを車体に取り付け.出来上がりはまあまあってところ.これでシートとその周辺から車体にダイレクトに水が入ることがなくなりました.ということでイエローZRXの完成に向けてまい進することになりました.この勢いで他の外装も行ってしまいたいところです.乞うご期待なのであります.

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