サイドカバー

お次の外装はサイドカバーです.これも例のグリーンメタリックの塗装が載っていますが,深い傷があったりしわみたいな変質部位があります.とくに傷,しわの部分で深く谷の様になっているところは要注意です.あと,ZRX1100と書いた立体エンブレムが純正だとあるはずですが,この車体にはついていません.まあなければなくてもいいところでしょうけど,ここは私的にはこだわってみたいポイントであったりします.

まず癖の悪そうなグリーンメタリックの塗装ですが,平面度の高いところについては400番のペーパーで水研ぎしたら結構厚みがあるくせに簡単に落ちました.簡単すぎてびっくりするぐらいなので,この塗装膜の弱さはこのような特性にも原因があるのかなと思います.でも深い傷やしわの様になっているところの底部分にはどうしても残ってしまいます.ここをわざとカッターの刃などで無理矢理塗膜除去することも考えましたが,ちょっと後修正が大変になるかもということで残った部分はパテで埋めるだけでなんとかすることにしました.

で,パテ埋めをしてサフェイサーを吹いたのですが,ちょっと吹いたらなぜだか緑がサフェイサーの表に浮き出てくるような感じで出てきてしまい,何度吹いても消えなくなってしまいました.なんでかな?と思って一度乾燥させ,下地までペーパーで削ってから再度吹いたのですが,それでも少し緑色が残ってしまい,サフェイサーの下地処理の機能が半分ぐらいしか果たせないといった始末.どうもこの緑の塗料,水性とかだったのかも知れません.それでも写真のようなまんま上塗りをしてもろくなことが無いので一旦吹いたサフェイサーをペーパーでほぼ落とし,その上で再度サフェイサーをかけることにしました.

一方,エンブレムに代わるものの製作も平行で進めます.まあ立体エンブレムは3次元プリンタでもないと用意できないので,似た形にデカールを自作する方向で構想します.まあ1色であればカッティングプロッタで切ってしまえば難しくは無いので,まずデカールデザインを行います.といってもそんなロゴが早々転がっていませんので,どなたかが撮ってアップしたサイドカバーを正面からの精細な写真からペイントソフトでロゴデータを製作しました.まあ時間にして1時間ぐらいかければまあまあのデザインになりましたので,次はカッティングです.で,色はどうしようかと考えたのですが,やっぱり純正っぽい2色にしたいと思い,文字はゴールド,バックは黒にすることにしまし,ひとまず適当な大きさでゴールドの対候性カッティングシートにカットでロゴ製作します.

で,黒のバックについては一旦このデカールを黒いカッティングシートに貼って,外形をデザインナイフでカットして2色デカールは完成.これをサフェイサーからやり直した塗装が終わったサイドカバーに貼ります.実はせっかくサフェイサーからやり直したんですが,パテの部分や,少し奥まったところや,金型のパーティング段差などにはまだグリーンの塗料が少々残っていたようで,色も黄色で薄めであったこともあって,かなり重ね塗りしてもうっすらと緑っぽいところが良く見ると残ってしまいました.まあ,あんまりこだわってもしようがありませんが,自作デカールとしては見栄えがなかなか良いのではないかと自画自賛してしまいます.

純正は1100のところが赤だったりしますので,本当はそこまでこだわりたかったんですが,黒と赤の境目のラインが出るのがどうしても嫌だったので,その点は今後の課題ということになりましょう.でもまあ今回といい,この緑の塗料いったいなんでしょうね?サフェイサーで表に浮いてくるなんで今まで未経験です.不思議な感じがしますが他の外装でも用心しておかないといけませんね.

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