車体の組立

フレームを入手したらやはり一番やりたかったのは組立。なぜならばその時点ではパーツ単位でバラバラになった状態で何かと場所はとるし、あんまり長い期間そのまんまだと今度はどこかに紛れ込んで紛失の危険とかも出てきます。ということで次の週末は朝から車体の組立に取り組みます.まずいつものように作業スペースにホットカーペットカバーを敷きます。そのほぼ中央にえっちらおっちらとZRXのエンジンを運んできます。一方のフレームは庭に仮置きしてあったのを持ってきてここで初めてエンジンとフレームがご対面。

エンジンのほうは車体引取りのときに穴をあけて強制的に回したオイルフィルターがそのままついています。クランクケースの前側を上にしてカバーをかけて置いていたので奇跡的に漏れはあまりありませんが、先ほどえっちらおっちら運ぶときといい常にエンジンの姿勢を気にして作業しなければならず、結構面倒の原因になっていたりします。かといってこの時点で新品を付けてしまうとどうせまた車体にエンジンを搭載するときに外さないといけませんし、作業中いろいろ傷がついてしまうのもいやです。ここは我慢して注意を払いながらの作業となります.

とまあエンジン自体をフレームに付けるのは結構スムースに終わって、とにかく曲りのないフレームでああよかったと安堵する間もなく次にフロント周りを取り付けます。ここは車体引取りのときにトップブリッジを外しただけでASSY状態で持ち帰りましたので、ステムベアリングのアウターが摩耗していないのを確認したら、ベアリングともども清掃、グリスアップしてそのままポン付け。車体をそのまんまスイングアームまで取り付けたところで、かなりバイクらしくなってきました。

ここでリアサスを片方だけでも取り付けてホイールを付けて車体を引き起こします。で 、リアサスの取付ボルトが良く考えると未調達。下部は摺動を考え、全ネジでない細目ネジとナットが必要なところですのでメーカーの新品を購入するしかありません。上部についてはなぜが径、ピッチとも使えるナットが見つかりましたのでそれを使います。で、ホイールを付けたらどうもスラスト方向がスカスカ。どうもキャリパーステーの軸穴にカラーが入っていたようですが、それがキャリパーステーから抜けてしまっています。あれ?庭で保管中に落としたかな?と思いしこたま探したのですが、これが全然見つからない。

恐らくですが、車体引取りの際、プリウスに積み込むまでの間に落としたのに気付かないでそのまま帰ってきたようです。ああ〜痛恨。実際うちの敷地内での紛失であればとにかく時間をかけて見つかるまで探すんですが、いかんせん今回は車体に引き取りからそう時間も経っておらず庭の中で移動もさせていないので、落ちているとしたら部品をまとめて入れた段ボールの中か庭の地面かその周辺の部品に引っかかっているかです。このいずれからも発見できなかったので、引き取りの際に紛失したのはほぼ確実。こういったのが一番精神的ダメージでかいわけで、車体の脇でしばし茫然とする私。

気を取り直してインナーフェンダー兼バッテリケースを取り付けようとしてここでも少しトラブル。ホイールを仮にでもつけたまんまインナーフェンダー兼バッテリケースは取り付かないことがわかり,一旦ジャッキを外したんですが,またジャッキアップしてリアホイールを取り付けてから再びインナーフェンダー兼バッテリケースを取り付けます.

で,場所をとっている足周りやインナーフェンダーがとりついたところでかなりパーツの専有面積も減ったでしょうということですし,リア周りのねじ,ナット,カラーなど調達しないことには先に進めませんので本日の作業はここまで.最後の最後にせっかく用意したメインキーを取り付けて,まあこんな車体に盗難対策するのもなんだかな〜という感じですが一応きちんとせねばということでやり遂げます.

なんとか車体が組みあがりましたが,なぜだか実感の薄い1日ではあります.単なるフレーム入れ替えには終わらないような予感がプンプンします.さてこの先どんな苦難が待ち受けるんでしょうね〜.

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