メーターの組替え(その2)

前回完成を見たメーターですが車体への取り付けがまだでした.で,とある休日車体へ取り付けようとしたところ,いきなり問題発生.

どうもインジケーターカバーの部分が写真の様にトップブリッジ,ハンドルクランプと干渉してしまいこのままでは取付できません.確かにこのメーターケースの写真を見たときに,インジケーターの部分の形状が違うような〜なんて認識はあったんですが,ここまでもろにヒットしてしまうとは思ってもみませんでした.どうも中身も違うがありましたし,ここまで相違が各所にちりばめられているということはどうもこのメーターケースのベースデザインはバリオスあたりなのではないかと思います.つくづく購入前によく調べておくべきであったと反省しきりではありますが,後悔先立たずとはこのこと.

で,もう中身も切った貼ったをしていますし,半ばやけになってきました.もう外観であっても多少のキズは良しとして,ここでも切った貼ったの世界に突入です.まず樹脂専用の変な形のカッターを入れて,キー穴の脇のちょうど段差になっている稜線の下側に沿って切れ目を入れていきます.ここで刃が残して使う方に当たってしまうとせっかくの超豪華なめっき面が台無しになってしまいますので,ここはかなり慎重に刃を入れます.で,一部が貫通してしまったので刃がスムースに通らなくなりました.ここからは裏側の造作でいる方,要らない方にまたがっている分をニッパやカッターで切れ目を入れて要らない部分は除去していきます.

最後の最後は手で丁寧にもぎりとって,左右共に同じような加工をして端面をやすりで仕上げて写真のような状態になりました.あぁ〜神経すり減る〜.

あとは車体に取り付けます.ネジをちゃんと締めてもちょっとステーが曲がっているので少し隙間が大きいものの,問題なく収まってくれました.それにしてもメーターでここまで苦労するとは思ってもみませんでした.当初メーターなんてどうせゼファーと同じだからそれを流用しようなんて思っていたのですが,ひょんなことで入手したゼファーの後期のメーターASSYとはケースの部分はほぼすべての部品が異なり,同じZRXの中でも前期後期で違いがあったり,恐らくバリオスとかとも微妙に違いがあって,もう大変.ニンジャの場合,多少ピンアサインを入れ替える必要がありますが,GPZ750R,GPZ900R,GPZ1000RX,ZX-10,またステーを工作すればZZR1100あたりまで使用可能なのに比べて,ネイキッド系はメーター周りのとくにケース側に高いデザイン性を求められるからでしょうか,如何に融通が利かないかを痛感しました.まあ,今回中身をとにかく流用して,ケースのみをなんとかしようというせこいことを考えてしまったのでかえってお金と手間がかかってしまったというのは反省すべき事実なんですけどね.

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