タンク周りのガソリン漏れに結構手間がかかってしまいましたが,その中でひとまず火入れが済んだので,エンジンの調子,吸排気,足周りなど実走して確認したくなってきました.まだアイドリングが安定していない感じもあるのでちょっと早い気もしますが,ここは度胸一発車検を受けることにしました.
実はこの時期公私ともに非常に忙しい時期だったのですが,奇跡的にとあるウィークデーの午前中に仕事の空いている日がありまして,この日に半休を取り運輸支局の車検予約を入れることに成功しました.一応自分で光軸確認したり,記録簿のチェック項目はすべてOKですが,唯一アイドリングが時折不安定ということでまず運輸支局への往復が最も大きな課題ということになりますでしょうか.まあそんなことを考えながら事前に準備できる書類なんかは記入しておき,当日を待ちます.
当日はまだ残暑が厳しい晴天でした.暑いのはあんまりうれしくないので,できれば曇りがよかったのですがわがままも言ってられません.仮ナンバーをつけて出発です.意外に空いていたので渋滞もほぼ影響せず,8時半を少し回ったところで運輸支局に到着.印紙を買い,書類をもらい,書類をさささっと記入し申込窓口で書類をチェックしてもらいいつもの1ラインへ.その日はバイクは私の前に2台いただけでしたが,車が少なかったのですぐに検査官の方が来てくれて早速照明系,ホーン,車体Noのチェック.すべて問題なしということですが,どうも検査官の方が書類のバーコードを読み取ったりして何かやっています.何か手落ちでもあったかな?と思ったのですが,車体が古いので履歴を念入りに確認していたとのこと.
そしてラインに入ってスピードメーター,ブレーキ,光軸の順で検査.光軸はいつもは1回は落ちてしまいますが,今回は無事1回でパス.どうも自分で調整せず種車1号機の入手したときそのままの光軸にしていたのが功を奏したようです.検査結果を記録して,出口のボックスでハンコをもらったら,2番の窓口へ.程なくして車検証が発行され,別棟でナンバーをもらい自賠責のシールを貼って車体につけたらいつもの記念写真です.
帰路においては若干のアイドリング不調はありましたが,停止時になかなか回転が下がらないといったもので,自走できなくなるようなものではありませんでした.ただ,この状態だとエンジンブレーキの利きが安定していないので,あんまり根を詰めて走りこむことが出来ず,車体の調子を見るというより恐る恐る走らざるを得ない感じ.高速域では非常に安定しており,心地よく走れるので,エンジンの調子はよさそうで,恐らく燃調か点火系なんでしょうか.まあ自走できるようになったので,走ってみながら徐々に調整,整備していくことにしましょう.