タンクの準備(その2)+火入れ

さてアマゾンで売っていた怪しい燃料コックを購入したところで前回終わってしまいましたが,この燃料コックには見た感じだけで1つ問題点がありました.それはリザーブの油面高さ.このリザーブ高さはコックから伸びているパイプの長さで決まっていますが,これがZX-4の場合はタンクそのものが縦長で液面高低差あたりの容量が小さいわけです.必然的にそのリザーブ液面高さは標準的なタンクに比べ高くなります.そのため,短いパイプのまんまだとリザーブが極端に少なくなり,リザーブに入ったら即ガス欠なんてことになるわけです.

それはいやなので,ホームセンターでアルミパイプを買ってきて適当な長さにして改造しました.本当は真鍮のパイプがあればよかったんですが,ちょうど私がその日行ったホームセンターの品ぞろえがあんまりよろしくなかったので,アルミで我慢です.まあアルミタンクというものもありますので特にガソリンに対してダメとかいうこともないでしょう.ここは思い込みだけで勝負です.

後はタンクに取り付けて,燃料ポンプと接続してタンクを車体に搭載.クーラントとオイルは入れてあるのでここはついでに火入れまでやってしまいましょう.ジャンプスターターをつないでまずは電装系の確認を行います.まず灯火類ですが,ウィンカーがかなりなハイフラッシャー状態.で,ウィンカーレンズ越しによく見るとフロントウィンカーのバルブがどうやらLEDに替わっているようです.ですので内にあった在庫のダブル球と交換したところ正常動作になりました.あとはヘッドライト,テールランプ,ブレーキランプともにOK.ホーンもOK.あとはセルが回るかについてもちゃんとしたスピードで回ってくれ,異音もありません.ここでガソリンを他車から移し替え,チョークを引き何度か長めにセルを回すとなんとか着火してくれたようでエンジンが元気よく回り始めました.アイドルスクリューを締めこみ気味にしていたこともあって4000回転以上の高回転で回ってしまい近所迷惑なのでエンジンを切ろうとするとジャンプスターターのタイマーが利いて,強制OFF.う〜ん便利なのかなんなのかわからん.

気を取り直して少しアイドルスクリューを戻し,ジャンプスターターのスイッチを押し再度セルを回します.今回もまたしばらくかかったけど無事着火してくれて,エンジン音が静かになったところで,なぜかピチャピチャという音が.足元を見ると盛大にガソリンが漏れていることに気づきました.アイドリング調整に夢中になっていて気付くのが遅れたせいもあり,結果的にはすごい量のガソリンが漏れてしまったため,ちょっと危険な状態.追加してどこから漏れるのか確認しておきたいところではありますが,これ以上ガソリンが漏れてしまうと火災の危険なども出てきます.ここは用心せねば.ひとまずガソリンをウェスでふき取ったのですがそれでもコンクリートなので依然臭気が鼻を突きます.ひとまず火を入れていない状態ではガソリンが漏れている気配はありません.なので本日の作業は終了.

それにしてもエンジンをかける前は全然漏れてこなかったのになんででしょう?そこらへん次回トラブルシューティングとなります.

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