アンダーカウル(準備編)

オイル漏れが解決し,下周りから作業するようなことがそうそうなさそうなのでアンダーカウルを装着することにしましょう.といってもその入手から結構な紆余曲折を経ておりますので,ここでは時計の針をずーっと戻して最初っからトピックをご紹介することにしましょう.

まず,種車1号機は左右ともアンダーカウルがない状態で,その左右の間をつなぐカバーも同じ状態でした.で,右カウルと中央のカバーはなんとか予算額の倍額以上ではありますが入手できたのですが,左アンダーカウルが一向に出品されないのです.ただ一つ出品されてはいたのですが,これは残念ながら後ろの方がカットされていて,どうもマフラーを変えたときに右が干渉しちゃったんで左右いっぺんにぶった切ってしまいましょうというような判断で切断されてしまった可能性が大です.で,そんなものの割りに左だけで結構な最低落札価格になっていまして,都合半年以上落札されずに再出品が繰り返されているという代物なのでした.

その後しばらくすると左右+中央のカバーのセットで出品されたものがあり,それはぶった切られていなかったのでウォッチしていたのですが私にはとても手の届かない価格まで上がってしまい断念したりしました.そうこうするうちそろそろ車体を組み始めるにあたって,ぶったぎられたやつを購入するしかないか?とか考え出した時に種車2号機がアンダーカウル付きで出品されていて,そこに入札してしまったというのが今回の種車2号機の存在がありつつ1号機を組み立てるという複雑なことになってしまった背景なのであります.で,その種車2号機はアンダーカウルどころか他の外装,電装系など程度はそんなに良くないもののほぼ欠品がなかったこともあり,どうもアンダーカウルを種車1号機に譲らせるのはもったいないような気がしてきたのです.

で,またしばらく様子を見ることにして2か月ぐらいたったところでようやくぶった切られたりしていない左アンダーカウルが出品されました.お値段はそんなに安くなかったですが,ここはもう踏み切るしかないということで入札.こうして足掛け1年ぐらいを要し,ようやく左アンダーカウルの入手を完遂することができたというわけなのです.

で,入手した左アンダーカウルもぶった切られていないものの実は完ぺきではありません.恐らくオイル交換の時用に開けてある開口部を塞ぐプレートが付属していないという問題があったのです.で,このプレートが単体で売られているのはこの1年一度も見たことがありません.左右セットで売られていたものには付属していましたが,そんな機会でもないと入手は不可能でしょう.かといって種車2号機から失敬するのも自分に負けたような気がしてやる気が起きません.ここは自作です.

どこかに似たような形状の流用できそうなジャンク部品がないものか探してみたらありました.ニンジャ400Rのアンダーカウル.まあ微妙に曲率が違いますが,車体の下の方に回り込んでしまえばわからないだろうということで,ここは無謀ともいえるポジティブシンキングで方針可決です.早速形に合わせてニンジャ400Rのカウルの下周りから素材を切り出し,ネジの位置に合わせて穴をあけるだけ.まあ,アンダーカウルとのつなぎ目はそんなに美しくありませんが,ひとまずカバーとしても役割ぐらいは果たしてくれるかな?

ちなみに右はどんな塩梅かというと,恐らく自家塗装の白一色.で,中央に品番管理用なのかZX400Gの文字がマジックで入れられています.アルコールで消えるかなと思ったのですが,薄く残ってしまい,この白のカウルは少なくともこの文字を消したり,小さな傷を消すためにプラサフ塗装をかけなければいけませんね.

さて,ここらへんで長くてくどいので小休止です.

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