チェーン

ミッションカバーの交換で思わずすごく手間がかかったばかりか,本来は削る必要のないところを削って対応しなければいけなくなったりとかすごく疲れました.今後どんな苦労が発生するか,とんだ設計起因の苦労を必要以上に背負い込んだイメージですが,負けずに進めていきたいと思います.今回はチェーンです.

チェーンについてはスプロケットを外すときに仮に元々車体についていたチェーンを使いましたが,さすがにあんなに錆びてしまっているチェーンは私も使いません.で,車体をくみ上げる前に別途入手済だったりします.写真のようにほぼ新品同様のチェーンでして,もともとZZ-R1100のC型についていたものということであり,コマ数も110で純正と同じ.でもこれはカシメタイプのジョイントで,そのまま車体に装着する場合はスイングアームを外して作業しなければいけません.ちなみに車体をくみ上げたタイミングですでに入手済みであったので,本来なら車体を組むときにチェーンもはめておけばよかったわけです.

しかし今回はミッションカバー交換をしなければいけませんでした,スプロケットを外さなくてはいけませんでしたしチェーンがその作業において邪魔になるのは明白でしたので,入手済ではあったもののの取り付けるタイミングはミッションカバーの交換後というのが必須であったわけです.ちなみにスプロケットを外すのにも相当苦労しましたので当然車体についていない状態でスプロケットを外すのは不可能でしたでしょうし,エンジンをフレームに乗せた状態ではミッションカバーを交換するのは通常は不可能です.サービスマニュアルは入手しておりませんが,いったいミッションカバーの交換手順はどうすればよいと書かれているのか,大いに興味の沸くところです.(今更ブツブツ言ってる)

ということでエンジンマウントを外したり前回やっているので,今回の作業ではリアアクスルやサスペンションのボルトを外すのは全然気にならないレベルになってある意味麻痺してしまっています.まあ,サクサクっと外して,チェーンを取り付けて,あとは一人作業では少し大変な組付けなおしです.リアタイヤのセンターを合わせた状態でちょっと無理な体勢ながらスイングアームのピボットをフレーム側に合わせ,ピボットアクスルを挿入.あとはリアタイヤの高さを算木で調整しながらサスペンションのネジ穴を合わせ,固定します.まあここらへんは普段やりつけている作業なんですが,サスペンション周りの組ばらしはこれ以上パーツを取り付けた状態だと結構大変そうですので,やっぱりミッションカバーが交換できた今,できるだけ早くやっておいて正解だったと感じました.

この日は午前中の作業だったので,そのままテール周りの作業を行おうと思っていたのですが,チェーンに関する作業が済んだところで雨が降ってきましたので,ここで打ち止めです.チェーンにはいつものチェーンソーのオイルを塗っておきます.まあ足周りはこれでほとんど出来上がった感じですのであとは燃料系とか外装ですかね.まあここまでが壮絶でしたので,今後も一筋縄にいかないような気もします.雨空を見上げながらはぁ〜っとため息をつく私なのです.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT