フロントフォークシール交換

引き取り,分解して持ち帰ったところまでが前回のおさらい.今回からは組立と行きたいところなんですが,まだフレームを入手していません.で,前回報告したように燃料系やバッテリが健在なようなので劣化しないうちに仕上げてしまいたいわけで,組立が始まった後の手間をできるだけ軽くしておく必要があるわけです.この車体の足周りではタイヤはまだ5部山でひび割れもなくまだまだ使えそう.チェーン,スプロケットもそのまま使えそうでして,唯一フロントフォークからオイル漏れが見られますので,ここらへんは車体を組んでからではなくその前に交換を済ませておくことで手間が省けるということになります.

分解の時はプリウスに乗っけられる最大単位までの分解しかしていませんので,フロント周りはこんな感じで庭に保管してありまして,まずはホイールを外すところからです.ちなみにフロントフェンダーはこの状態でくっついているといろいろ当ててしまって傷が入ったり割れてしまったりする可能性がありますので,あらかじめ外してあります.流石2006年式だけあって,フロントフォークのガードが付いています.よく考えるとこんなガードがついているのをやるのは私にとって正立フォークでは初めてです.なんか新鮮な感じがします.

ちなみにオイルシールとダストシールはこの作業に向けて購入した社外のもの.だいたい社外のシールは少し緩めだったり,全然サイズが合わなかったりとトラブルがあるんですが,どうしても値段が安いんで使ってしまうんですよね〜.まあ徐々にこのような海賊パーツも品質が上がってきていることに期待しつつということで.

で,この走行距離から言ってこのフォークが分解されるのは初めてかも知れません.日ごろは低年式の車体ばっかりやっているんで何度かバイク屋さんで強力なインパクトで締められていて緩めるのに手間がかかるボトムのねじも,今回は私のひ弱なインパクトレンチですんなり緩められました.で,いつもはフォークインナーに点錆なんかがあったりしてさび落とししてから組み立てたりするんですが,今回はそんな必要はなく,さささっとシール類の交換作業を進めることができました.最後にフォークオイルは規程の505+/-4mlに合わせて充填し,スプリングなどを入れてフォークキャップを締めたらエア抜きをしてフォークの方の作業自体は終了.あとは元の通り三つ又,ホイールを取り付けて本日の作業これにて終了です.

これで足周りの作業はすんなりと終わりましたので,フレームを入手したらあとはすんなりと進む(はず)ですね.

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