前回電装系のトラブルシュートで主にスターターリレーがらみのすったもんだをご紹介しましたが,実はその解決した日にそのまま火入れに持ち込もうとして準備にとりかかったわけです.で,クーラントはよかったのですが,ちょうどオイルの在庫が切れていまして,いつものXF-08をホームセンターに買いに行ったらいつの間にか似たようなパッケージで名前だけ変わったようなCASTROLウルトラクリーンというオイルがあって同じ5W-40だったので,それを購入して帰宅.

古いオイルは抜けきっているはずなので,帰宅後すぐにオイルをエンジンに注ぎ,しばらくしたところでエンジン下にオイルのしたたりを発見しました.よく見るとオイルはジェネレーターの下から落ちていて,その源流はというとジェネレーターカバーの下が削れて薄くなったところが微妙に割れているようです.これも事故の影響なんでしょうけど,この期に及んでまだ出てくるかって感じです.

なのでジェネレーターカバーを購入しました.少し色は違うけど結構綺麗なやつで,これだったら比較的新しい年式の車体に付けても遜色ないレベルです.またガスケットはいつものお店で安価なやつを調達して,次の週末早速作業です.ジェネレーターのコネクタを外すのが面倒くさいのでカバーを外すと車体からぶらーんとぶら下がる状態のまんま硬く締め付けられているジェネレーターコイルを外して入替え,最後にグロメット周辺だけ液体ガスケットを塗ってガスケットを挟んでカバーを取り付けて終了.しばらくしてもオイル漏れはなくひとまずはOKということで,即日火入れに移ります.

で,ガソリンは元々入っているのですが,流石に時間はたっているので,タンク内に残っているガソリンを一旦抜いて新しく他車からガソリンを抜いて火入れに臨みました.イグニッションをON,チョークを引いてセルボタンを何度か長めに押していたら,ボコボコっと火が入り始め,4000回転ぐらいでエンジンが回り始めました.少し暖気の意味でチョークを引いたまま回し,チョークを戻したところで2000回転ぐらいであったものをアイドリングスクリューで1250回転に合わせ込みます.アイドリング音は非常に静かで,エンジンからの異音も一切ありません.気になっていたマフラーからの排気漏れなどもなく,どうやらこのマフラーで外観さえ気にしなければこのままいけそうですね.アクセルをひねってみると,私の知っている他のカワサキ車に比べてすごくマイルドな回転の上がり方です.最初はちょっとかぶっているのかな?と思っていたのですが,どうもこの車体にはK-TRICがついているので恐らく回転角検知の味付けがマイルドに振られているんでしょう.
さて,これで火入れまでやってきましたので、電装系とかをいじることもそうそうないでしょうからインナーパネルを取り付けます。今まで保管場所の都合でこれを宙ぶらりんにしかつけなかったので,作業のたんびにストレスだったのですが,これでようやく解放されます.これでほぼ完成体になってきました自走もできそうですので,次回はいきなりあれに行っちゃいましょう.