Fタイヤ交換

自走において問題がなくなったところで,ちょっとずつ他に交換の必要な部品を徐々にやっていくことにしました.1番目のメニューはフロントタイヤです.車両確認のときに写真を撮っておきましたが,マカダムのセンター溝が2本入っているうち1本がほとんど消えかかっています.これでは雨天の走行が少し心配.ちなみにZZ-R600のフロントタイヤはサイズが120/60-17です.で,また程度の良い中古を探していたのですが,120/60はなかなか弾数が少なくって良いものがありません.120/70-17ならばかなりな選択幅があり,なんとかこっちでいけないものか算段しました.サイズ自体は横幅は多少タイヤの銘柄によっても差があるところですから120で共通だからいいとして,60の扁平が70に変わる場合にフェンダーに触れないか,スピードメーターにどれほど影響があるかを調査しました.まずフェンダーですが,隙間はもともと25mm程度あるので70になったとして8mm太るわけでから隙間は15mm程度稼げるということで,何とかいけそう.スピードメーターの読みに対しての影響は4%程度高く出る方向になります.まあスピードなんて高く出たほうが安全運転になるしいいだろうということで,今回120/70-17で行くことに決定.

網を張ってしばらくすると,なかなか残り山もいっぱいあり,2年落ちのかなり上質なタイヤがとある有名なタイヤやさんから出品されました.銘柄はそれまで聞いたことがありませんでしたが,ミシュランPilotClassicというもので,マカダムあたりとパターンの似たものです.溝は7-8分山といったところで,かなりお買い得.そのお店は大規模にやっているだけあって,送料も比較的易く,今回はコレで行くことに決定.不人気なのか早速落札に動いたところ開始価格のままで落札できてしまいました.

早速商品が到着.次の週末には作業です.まずフロントホイールを外しに掛かります.フロントホイールを外す手順については他の車体でいろいろ紹介していますので割愛しますが,とにかくフロントをあげるときはこのZZ-Rの場合はマフラーをあげることになっており,アンダーカウルの開いた穴のところを狙って算木をかましてジャッキをかませばOK.写真のような状況になりました.

あとはタイヤの交換です.これもいつもの手順なんで割愛.難しいところはというと,いつも作業するときに敷いている算木を組んだ四角い枠があるんですが,ここにちょうどブレーキディスクがはまる大きさになっていて,結構ディスクを曲げてしまわないか気にしたぐらいです.

タイヤについてですが到着したものを良く見てみると,まだタイヤの表面にあるビバンダムくんが消えていないようで,よっぽど車体を倒さない人に使われていたようです.補修痕などもなく,単に不人気だっただけのようでつくづくあ〜え〜買い物したわ〜という感じです.作業に当たってはもともとエアがかなり抜けていたようなので,リムの清掃をきちっとして,しこたま中性洗剤をタイヤにもホイールリムの内側にも塗りつけてから装着しました.タイヤがはまったらコンプレッサをつないで,ビードをパンパンとはめたら,バルブをつけ空気圧の調整をして,あとはホイールを車体に装着するだけです.

ちなみにリアはスプロケ交換のためホイールを外した際にブレーキキャリパーの清掃,モミ出しをやりましたが,今回も忘れずに両方を清掃し,モミモミしました.ちなみにこの車体,車齢の割りにブレーキホースがしっかりしています.ブレーキのタッチは特に悪くなっておらず,おそらく純正から純正に一度交換しているものと思われます.


さて,試運転です.タイヤを交換したことでフロントの信頼感が増したように感じます.車体のひるがえしには少し以前よりよっこいしょ感が増したような感じがしますが,以前のタイヤとどっちがいいかと言われれば間違いなくこちらです.バンクしている間の安定感がぜんぜん違いますもの.心配されたフェンダーとの隙間についてもまったく問題なし.気持ちフロントが少しあがったことになりますが,8mmぐらいでは乗り味が大きく変わるようなことはありません.

ということでまたまた安いタイヤで大きな満足感を得てしまったのでした.

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