始動性改善(その1:プラグ交換のつもりが)

バッテリーの充電に問題があったのは前回解決したものの冬場になるとどうしても始動性に難がある我がZZ-R.実は原因は薄々察していたのですが,なかなか思い立たずそのまま放置してきたといういつものパターンに陥っていた私なのでした.まあ最近は冬場になるとエンジンに火を入れるのがひと月に一度.しかも遠出は一切なし.一回あたりの走行距離も10数キロなんで調子の良い車体でもおのずと始動性に難を抱えざるを得ない状況でして,必ずしも車体コンディションに問題はないと自分に言い聞かせていたわけなのです.

そんな自己洗脳状態を打破すべく私がまず執った行動というのが家捜しです.というのもまず今回の始動性改善はプラグ交換でなんとかする見込みだったのですがずいぶん前にZZ-Rで使えるCR9Eを4本入手済みだったのです.しかしそれが昔の話し過ぎてどこに保管しているか思い出せない.まあそもそもこの経緯自体が悪さをしてなかなか交換に踏み切れずにいたのですが本当にこれが全く思い出せず,ひとまず手当たり次第ひっくり返しての捜索となったのでした. 探すこと小一時間.当初の見通しは9R関連のパーツに混ざっていると思われたにもかかわらず,その実懐かしい気持ちさえ覚えるZXRのパーツに混ざっていました.それにしてもZXRってもういい加減車体手放してかなり経つのに処分しなさいよって.ねぇ.

でとある休日の日暮れ前に作業開始.といっても単なるプラグ交換なわけで時間にして15分ぐらいしか見越していなかったのですが,やっぱりそうは問屋が卸してはくれませんでした.タンクを算木で挙げた状態でまず全てのプラグコードを抜いたのですがちゃんとゴムのキャップを引っ張ったのに2番がキャップからコードが少し抜けている感じ.もしかしてこれが始動性が良くない原因かもということで一旦コードをキャップから抜いてコードをまっすぐに整形して再びキャップに差そうと考えました.そしてその整形中,ちょっと力を入れた瞬間バキッという音とともにコードの被覆が割れてしまいました.

えぇーっ?

多少硬化が進んでいるとは推測していましたがこんなドライな音を立てて被覆が割れてしまうなんて想像もつきませんでした.ひとまずこの割れた被覆をくっ付けてその場をしのごうかとも思いましたがそれはあんまりです.いくらなんでも,ねぇ.

ということでプラグコードの在庫もちょうどなかったので早速買い出しです.最近はオークションや便利なネットショップを多用しているのでハーネス関連の電装系以外ではめったに買い出ししない状況で極めて珍しいことです普段在庫があるケースが多いプラグコードなんかでドラスタに急遽車を走らせました.本来ならバイクでとなるはずなんですが,ちょっと季節的に寒すぎたので,ここはプリウス出動です.

戻ってあわよくばプラグコードの交換ができるかななんて思いましたがその考えはあまりに甘く,結局その日はプラグ交換してコイルを取り外して作業終了.外したプラグは外観はそんなでもありませんでしたが,電極が少し消耗しているのか電極間隔がかなり広くなっており,スパークしにくそうです.あと結露があったのか碍子部分の根元に錆色が浮いています.

後はうちの中での作業でコイルにコードを取り付けです.まあ何度もやっているので,ここの作業を細かくレポートはしませんが,買ってきたのが丁度1mで,いろいろ工夫して4本ともちょっと短めなのがご愛嬌です.まあ足りなかったらまた買出しも作業もやり直しですがなんとかなるでしょう根性でここは次の週末を待ちます.

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